当ページのリンクには広告が含まれています。

カイロス3号機のペイロードは何?搭載された5機の人工衛星をわかりやすく解説

スポンサードリンク

 

 

2026年3月5日、日本の民間ロケット「カイロス3号機」が打ち上げられました。

しかし打ち上げから約70秒後に飛行中断措置が取られ、
残念ながら搭載されていた人工衛星は軌道投入には至りませんでした。

今回のミッションには、
宇宙スタートアップ企業や教育機関、
海外機関などが開発した合計5機の小型衛星がペイロードとして搭載されていました。

この記事では、スペースワン「カイロス3号機」のペイロード(衛星)は何だったのか?について
各衛星の用途や開発元、仕様などをわかりやすく解説します。

良かったら最後までお付き合いくださいね!

 


スペースワン「カイロス3号機」のペイロード(衛星)は全部で5機

カイロス3号機に搭載されていた衛星は、次の5機です。

  • AETS-1(ArkEdge Space)
  • SC-Sat1a(Space Cubics)
  • TATARA-1R(Terra Space)
  • HErO(広尾学園中学校・高等学校)
  • NutSat-3(台湾国家宇宙機関)

これらの衛星はすべて、高度約500kmの太陽同期軌道(SSO※)への投入が予定されていました。

小型衛星による技術実証や宇宙ビジネス、教育プロジェクトなど、
目的もさまざまです。いわば宇宙版の合同プロジェクトといえるミッションでした。

※:太陽同期軌道とは?

簡単に言うと、地球を縦(南北方向)に周回しながら、
太陽との角度を一定に保ちつつ周回する軌道です。

 

スポンサードリンク

カイロス3号機の5つのペイロード衛星一覧

① AETS-1(ArkEdge Space)

AETS-1は、宇宙スタートアップ企業ArkEdge Spaceが開発した3U CubeSatです。

将来の小型衛星コンステレーションに向けて、
衛星バス(共通プラットフォーム)技術の実証を目的としています。

  • 衛星タイプ:3U CubeSat
  • 質量:約4〜5kg
  • 通信方式:UHF / S-band通信
  • ミッション期間:数か月〜1年の技術実証
  • 予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

小型ですが、将来の衛星ネットワークの基盤となる可能性を持つ実証機です。

 

② SC-Sat1a(Space Cubics)

SC-Sat1aは、Space Cubicsが開発した3U CubeSatです。

宇宙用コンピュータ「SC-OBC Module A1」の耐障害性を宇宙環境で検証することが主な目的です。

  • 衛星タイプ:3U CubeSat
  • 質量:約4kg
  • 通信方式:UHF / S-band通信
  • ミッション期間:約1年以上の長期実証
  • 予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

宇宙では放射線や温度変化が激しいため、コンピュータの安定動作を確認する重要な実験衛星です。

 

⓷ TATARA-1R(Terra Space)

TATARA-1Rは、Terra Spaceが開発した約70kg級の小型衛星です。

今回の搭載衛星の中では最も大きく、軌道上サービスの実証を目的としています。

  • 衛星タイプ:小型衛星(マイクロサット)
  • 質量:約70kg
  • 通信方式:S-band / UHF通信
  • ミッション期間:約1年
  • 予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

衛星からCubeSatを放出するサービスや、
他社機器を搭載するホステッドペイロードの実証が予定されていました。

 

④ HErO(広尾学園中学校・高等学校)

HErOは、東京都の南麻布にある私立の中高一貫校、
広尾学園の生徒たちが主体となって開発した教育用CubeSatです。

名前はHiroo Engineering for Orbitの略です。

  • 衛星タイプ:3U CubeSat
  • 質量:約4kg
  • 通信方式:LED光通信 / UHF通信
  • ミッション期間:数か月の教育実証
  • 予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

LED光通信によって温度データを送信する実験が予定されていました。

 

⑤ NutSat-3(台湾国家宇宙機関)

NutSat-3は、台湾国家宇宙機関(Taiwan Space Agency)が開発したCubeSatクラスの小型衛星です。

小型衛星の運用技術や通信技術の実証を目的としています。

  • 衛星タイプ:超小型衛星(CubeSatクラス)
  • 質量:数kg
  • 通信方式:UHF / S-band通信
  • ミッション期間:数か月〜1年
  • 予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

海外機関の衛星も搭載されていたことから、今回の打ち上げは国際的な商業ミッションでもありました。

 

スポンサードリンク

カイロス3号機のペイロードの特徴

今回のミッションのペイロードをまとめると次の通りです。

  • 搭載衛星:5機
  • CubeSat:4機
  • 小型衛星(約70kg):1機
  • 投入予定軌道:高度約500km 太陽同期軌道

宇宙スタートアップ、教育機関、海外宇宙機関などが参加した、
非常に多様なミッションでした。

 

スポンサードリンク

まとめ|スペースワン「カイロス3号機」のペイロード(衛星)は5機だった

スペースワンのカイロス3号機には、
次の5機の衛星が搭載されていました。

  • AETS-1(ArkEdge Space:CubeSat)
  • SC-Sat1a(Space Cubics:CubeSat)
  • TATARA-1R(Terra Space:約70kgの小型衛星)
  • HErO(広尾学園中学校・高等学校:CubeSat)
  • NutSat-3(台湾国家宇宙機関:CubeSat)

残念ながら今回の打ち上げは成功しませんでしたが、
小型衛星ビジネスや教育プロジェクトなど、多くの取り組みが詰まった意義のあるミッションでした。

これらの衛星が軌道に乗ることなく失われてしまったことは本当に残念ですよね。

次期4号機では、実衛星ではなく試験用のペイロードを搭載する可能性も含め、
検討されるのだろうとは想像します。

今後のカイロスロケットの打ち上げや、
日本の民間宇宙ビジネスの動向にも注目が集まりそうです。

引き続き、希望を持って注目していきたいですね!応援しています!

今日もありがとうございました!

 

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました