今回の『世界の何だコレ!?ミステリー』は、ロッチのコカドケンタロウが無人島の謎建物に挑みます!

大黒島と羊蹄山:Local Wiki室蘭より
北海道は室蘭の海に浮かぶ立ち入り禁止の無人島。
なぜかこの無人島の頂上に白い奇妙な形の建物があります。
この無人島の謎建物に、ロッチのコカドケンタロウが特別に上陸許可をもらって挑みます。
この無人島はどこにあるの? この建物はなに?
について調べてみましたので、良かったら最後までお付き合いください!
ロッチ・コカドケンタロウが挑む無人島はどこにある?
ロッチ・コカドが挑む無人島は北海道は室蘭と言われていますね。
室蘭は北海道のどの辺かと言うと、北海道の左下(南西部)の函館から札幌に向かう「くにゃっ」とした部分の内側「内浦湾」の入り口ですね。
この内浦湾は別名「噴火湾」とも言われているのですが、この内浦湾自身がカルデラのように見えることからそう言われる…というわけでは無いようです。
実際、地学的にもこれだけの噴火口を持つ火山が有ったことは確認されておらず、カルデラに海水が侵入してこの湾ができたわけでは無いとされているそうです。
ではなぜこの内浦湾が噴火湾と言われているかというと…
1796年に当地を訪れた英国の調査船プロビデンス号のブロートン海尉が、北海道駒ヶ岳や有珠山など、この内浦湾を取り囲む数々の火山を見て「Volcano Bay」(火山の湾)と語ったことに由来すると言われています。
天候次第では羊蹄山も見えたかも知れませんね。
この内浦湾の形のアルファベットの『C』の書き出しにあたる部分に室蘭市があります。
この室蘭市をぐーっと拡大していくと室蘭港があって、その室蘭港の入り口にポツンと丸い島があります。

大黒島(オルソン島):観光タクシー高橋より
こんな感じですね。
これが今回ロッチ・コカドが挑む無人島、その名も『大黒島(だいこくじま)』です。
周囲700m、標高35m、面積2.4ヘクタールだそうです。
この島の名前の由来は…
上述のプロビデンス号の乗組員の一人であるデンマーク人、ハンス・オルソンが不慮の事故で亡くなってしまいます。
その亡骸をこの島に特別に埋葬したとのこと。
それ以来、この島は『オルソン島』として世界の海事関係者には知られているそうです。
その後1849年に地元の場所請負人である岡田半兵衛が、航海の安全を祈ってこの島に大黒様を祀った事から、大黒島と呼ぶようになったとか。
なかなかに語る物語のある興味深い島ですね。
ロッチ・コカドケンタロウが探る建物はなに?
さて、そしてこの無人島・大黒島に上陸したロッチ・コカド、目指すはなにやら白い建物…
というか廃墟のようですね…

大黒島灯台跡
実はこの白い建物、その昔灯台として設置されたもののようです。
明治28年(1895年)に大黒島に最初の灯台が設置され、その後、大正15年(1926年)にリニューアルした新灯台となったようです。
その後、昭和28年(1953年)に改修されたあと、昭和49年(1974年)に廃止とされています。
さらにその後、国から市が管理委託を受け、昭和54年(1979年)から室蘭八景1つでもあるこの島を市民に一時解放し、10年後の昭和63年(1988年)以降、大黒島への観光船が廃止となりました。
将来的には大黒島の灯台を資料館や休憩所として改修し、室蘭観光の憩いの場の一つにしようと計画していましたが、残念ながら現在は手つかずのままになっているそうです。
そんなわけで1988年以降、この大黒島の灯台跡地は整備や清掃などすることもなく、現在の状態になってしまったということのようですね。
ところでかつてはこの島は黒百合の群生地として有名だったそうですが、乱獲がたたって見かけることは無くなったそうです。
平成元年(1989年)、大黒島を昔の姿に戻そうという願いを込めて港湾関係者が黒百合230本を植えたそうです。
現在、室蘭市民の『黒百合を植える会』の手によって毎年、大黒島に渡って球根を植え続け、春には花を見に行くのを楽しみにしているということです。
ロッチ・コカドケンタロウの世界の何だコレまとめ
というわけで、ロッチ・コカドが挑んだ室蘭の無人島、いかがでしたでしょうか?
- ロッチ・コカドが挑む無人島はどこにある?:北海道は室蘭の室蘭港の入り口にある大黒島(オルソン島)という、現在は上陸禁止の無人島でした。
- ロッチ・コカドが探る建物はなに?:明治〜昭和49年まで使用されていた灯台でした。その後整備等されずに現在まで放置されてしまったということですね。
番組ではこの旧灯台の中にも入るみたいですので、灯台の中なんてなかなか見ることもありませんから、ちょっと楽しみですね!
ロッチ・コカドケンタロウの探検力にも期待しましょう!
それでは、今回もありがとうございました!
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