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八百鮮社長の市原敬久とは?その経歴とビジネスモデル・たこ一との関係【カンブリア宮殿】

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今回の『カンブリア宮殿』には、関西〜東海でわずか10店舗の青果スーパーで年間82億円を売り上げる「八百鮮(やおせん)」の社長 市原敬久(いちはらたかひさ)さんが登場です!

 

この脅威の売り上げとそれを支えるビジネスモデル・逆張り戦略

また同時に期せずして市原敬久さんが社長に就任してしまった水産に力を入れたスーパー「たこ一(たこいち)」との関係について

ちょっと調べてみましたので、良かったら最後までお付き合いください!

 

市原敬久の経歴Wiki的プロフィール

  • 2006年 京都産業大学卒業
  • 2006年 愛知県のスーパーに就職
  • 2010年 大阪市福島区で八百鮮を創業(野田本店)
  • 2012年 大阪市此花区に春日出店を出店
  • 2014年 大阪市西区に九条店を出店
  • 2015年 名古屋市昭和区に河原通り店出店
  • 〜その後順次大阪市、神戸市、名古屋市に6店舗を出店
  • 2016年当初の年商15億円から現在は82億円と急成長を遂げる。

 

京都産業大学在学中から将来は起業して経営者になることを目標としていた市原敬久さん、卒業後3年経ったら起業しようと大学の友人三人で約束し、名古屋のスーパーに就職しました。

市原敬久社長:賢者の原点より

その名古屋のスーパーで修行中、市原敬久さんの父親の会社が倒産。

スタッフの離散、金融機関のドライな対応などに直面し、単なる金儲けはむなしいと心に刻んだそうです。

「人を幸せにする経営」これが市原敬久さんのモットーとなったそうです。

 

この時の想い、名古屋のスーパーでの経験を基に、市原敬久さんは2010年に大学時代の友人と共に「八百鮮」を創業しました。

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市原敬久が経営する生鮮スーパー「八百鮮」とは?

そんな市原敬久さんが経営する生鮮スーパー「八百鮮」とはいったいどんなスーパーなんでしょうか?

 

市原敬久さんの八百鮮は当初、魚と野菜をメインに扱い、徐々に肉も扱うようになり、売り上げは20億円から現在82億円まで伸びています

 

八百鮮の特徴は二つあります。

八百鮮の特徴:障がい者の雇用

一つは障がい者の雇用です。

ユニークなのは、「障がい者を雇用しています」と特段アピールしていないことですね。

市原敬久さんは、健常者も障がい者も、フラットにニュートラルに見て「人としてどうなのか?」を基準として採用していると言います。

冒頭に記した市原敬久さんの「人を幸せにする経営」、これが貫かれているということなんだと思います。

 

「逆張り戦略」というビジネスモデル

二つ目は「逆張り戦略」です。

逆張り戦略その1…水産比率

通常のスーパーでは水産品(魚介類などですね)を扱う比率は業界平均で13%程度なんだそうです。

そこを八百鮮では25%という高比率

 

水産品は工数がかかるそうなんです。

うろこ取って、はらわた出して、三枚おろしにして、皮引いて、骨抜いて…ようやく商品になるんですね。

 

まして最近は魚離れが激しく、売れ行きも今ひとつ。

普通のスーパーが手を引くのも分かります。

そこを敢えて魚の比率を上げて、「魚なら八百鮮」という八百鮮ファンを増やしていくという戦略というわけです。

 

逆張り戦略その2…旬・定番に拘らない

こちらは野菜の仕入れに関する戦略ですね。

毎朝市場に出向き、あえて「旬」や「定番」にこだわらないことで青果を安く仕入れる戦略をとっているそうです。

もちろんそこにはきちんとした目利き、というものが前提条件です。

こうすることでその時に応じた元気の良い青果を効率よく、安く入手することができるというわけですね。

八百鮮空堀店(大阪市):Retail Leadersより

 

この二つの逆張り戦略を導入することで、「水産品なら八百鮮」や「旬じゃないかも知れないが新鮮で安い青果は八百鮮」という圧倒的な強みを身に付けることができ、

他社との「差別化」が図れるということなんですね。

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市原敬久のもう一つの生鮮スーパー「たこ一」とは?

ここまで順調な成長を遂げてきた市原敬久さんの八百鮮ですが、2021年、市原敬久さんは親会社のバローホールディングスから

「たこ一(たこいち)」というこちらも生鮮食品をあつかうスーパーの社長をまかされます。

 

すごいですよね!

(実は八百鮮は、バローホールディングスという東証プライム年商8000億円超えの大企業にM&Aで株式譲渡していて、バローが親会社となっているんですね)

 

バロー首脳陣は八百鮮をここまで急成長させた市原敬久さんの手腕を買って、たこ一の社長を任せたということなんでしょう!

 

そして市原敬久さんはたこ一の社長に就任後、決算書をチェックしていて驚愕したそうです。

それはなんと「水産比率が44%!」ということです。

 

水産比率が多いことが特徴でもあった八百鮮でもその比率は25%。

それが44%ということですから流石の市原敬久さんも驚きました。

 

ところが市原敬久さんは「これは面白い」というんですね!

さすが「逆張り戦略」の社長です。

「魚離れ」が叫ばれる昨今の時代に、「さかなに強いスーパー」は“おもろすぎる”ではありませんか。

僕はこの異常値を発見した時点で、「この会社はもっともっと伸びる!」と確信しました。

Wantedlyより

 

そして市原敬久さんは、この特徴にさらに磨きをかけて、「異常値」をいい意味で「強み」に変えるという経営方針をとり、

「たこ一を関西一強く!」というビジョンを立ち上げて「魚を買うならたこ一へ」と誰もが思うスーパーにすることを目標にしたんですね。

たこ一の様子:Wantedlyより

 

そしてそして、市原敬久さんは社長就任からわずか3年で約60億円だった売り上げを90億円というなんと1.5倍にまで成長させたんです。

 

いやホントに素早い意思決定と一貫したビジネスモデルで事業を成功に導くという、市原敬久さんは素晴らしい手腕の持ち主だなぁと思います。

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市原敬久と八百鮮・たこ一のまとめ

というわけで、市原敬久さんの経歴と「逆張り戦略」ビジネスモデルについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?

  • 市原敬久の経歴Wiki的プロフィール:京都産業大学在学中から起業することを目標として、また「人を幸せにする経営」を挙げて学生時代の友人と約束どおり創業するというこの時点で並外れています。
  • 市原敬久が経営する生鮮スーパー「八百鮮」とは?:関西、名古屋で10店舗という小規模スーパーながら、障がい者の雇用+逆張り戦略で年商82億という成功を納めています。
  • 市原敬久のもう一つの生鮮スーパー「たこ一」とは?:八百鮮での手腕を認められて親会社から経営を任されたたこ一。こちらも既存の特徴を得意の逆張り戦略で強みに変えて躍進中です!

 

経営者としても人としても素晴らしい人格の市原敬久さん。

これからも安くて新鮮な生鮮食品をわれわれの元に届けて欲しいですね。

応援しています!

ありがとうございました!

 

 

 

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