「あまちゃん」、「ホットロード」でブレークした『のん』(旧芸名:能年玲奈)がなんと11年ぶりに地上波ドラマに復帰します!
番組はTBS系日曜劇場「キャスター」。大学の若手研究員、いわゆる“リケジョ”で、新たな万能細胞を発表し…という役どころ。

TBS「キャスター」公式サイトより
何やらあの「小○方さん」を彷彿させる設定ですね… 「キャスター」という番組の性格上、そんな闇を暴く系の展開になりそうな感じでワクワクしますね!
「あまちゃん」、「ホットロード」では『能年玲奈』名義でしたが、この後当時の所属事務所のレプロエンタテイメントと一悶着あり、本名でありながら能年玲奈が使えなくなり『のん』と改名したことは皆さんご存知のことかと思います。
この一悶着のあたりを調べてみましたので、良かったら最後までご覧くださいね!
プロフィール
- 生年月日 1993年 7月 13日
- 星座 かに座
- 身長 165cm
- 出身地 兵庫県
- 血液型 A型
- 尊敬するアーティスト 忌野清志郎
尊敬するアーティストがあのRCサクセッションの『忌野清志郎』さん(享年58歳 〜2009年)というのも驚きですよね。
「清志郎さんのように、切なさも明るさも、そしておちゃらけも兼ね備えたロッカーになりたい、と常日頃思っています。
面白おかしいかっこ良さでいたい」
Real Soundより
何年経っても、そしてこんなジャンルが違うんじゃないの?と感じる方からも尊敬を集める忌野清志郎さんって、やっぱりすごい存在ですよね!

忌野清志郎:音楽ナタリーより
僕世代だと「トランジスタ・ラジオ」がまず最初に頭に浮かびます。
高校の屋上で寝転がってタバコをふかしながらトランジスタラジオで海外のロック番組を聴いている。
彼女は今頃教室で真面目に授業受けてるんだろうなぁ〜なんて想像しながら… 良い歌ですね!
ちなみにこの授業をサボってるの図は、清志郎さんの実体験を歌詞にしたそうです。
というか何より享年58歳に改めてびっくりです。還暦も迎えず、そんな若くして…
「オレは永遠に還暦なんかにならないゼ!」とか言ってそうですよね(すみません、個人の勝手な想像です)。
おっと、そろそろ本題に。
なぜ『能年玲奈』が使えないのか?
よく言われているのが、前の芸能プロダクション(レプロエンタテイメント)が「能年玲奈」という「芸名」を商標登録していたため、というのがあります。
実際、こういった例はあるみたいで、タレントさんの芸名やグループ名を商標登録することによって、
- その名称の独占的な使用:他人の同名称の利用を禁じられる。同名称を使用した商品の販売等を防止できる。
- ブランド価値の上昇:知名度や信頼性を高め、ブランド価値を高める効果が期待できる。
- トラブル防止:予め芸名の取り扱いを定めておくことで、後々その使用を巡ってのトラブルを防止できる。
などのメリットがあります。
今回の場合は、この三番目のトラブル防止が仇になってしまった感がありますよね(実際これで登録の取消を特許庁に請求したという例もあるみたいです)。
とは言っても、実際に「能年玲奈」が商標登録されていたのか?というと、明確に【商標登録されていた】という事実は見つけられませんでした。

環境省エコジンインタビューより
ではなぜ?
当時の「週刊文春」の記事によると、レプロ・能年間の契約終了間際、それまでの15ヶ月間、双方で面談を実施できなかったため、レプロ側が仕事を能年側に提供できなかったということで、その15ヶ月分の契約延長を求められたそうです。
それと並行してレプロ側から申し入れがあり、契約終了後も「能年玲奈」を芸名として使用する場合には、レプロの許可が必要というものだったそうです。
その契約的な根拠となるのが、ほとんどの大手芸能プロが使っている日本音楽事業者協会の統一的な契約フォーマットの文言になります(以下抜粋)。
〈乙がこの契約の存続期間中に使用した芸名であって、この契約の存続期間中に命名されたもの(その命名者の如何を問わない。)についての権利は、引き続き甲に帰属する。
乙がその芸名をこの契約の終了後も引き続き使用する場合には、あらかじめ甲の書面による承諾を必要とする〉
週刊文春より
ここでは、甲はレプロ、乙は能年側を指すことになります。
というわけで、どうも事務所側(レプロ)が「能年玲奈」を商標登録したからだ、とか使用を禁止しているからだ、とか噂がされていますが、そういう訳ではないようですね。
「週刊現代」によると、上に書いた通り双方の協議があれば使用できるものとなっているますが、これに関して係争しているという状況が『マイナスイメージ』に繋がることを考慮した能年側が改名を選んだという事のようです。
まとめると。
- 商標登録されている事実はない。
- 使用を禁止されている訳ではない。
- 本件で争う事になった場合のリスクを避けた。
という感じで、事務所移籍などして後々もし裁判沙汰にでもなったら、その時点で仕事している皆さんに迷惑が掛かってしまう、という配慮からなんですね。
専門家ではないので分かりませんが、この判断は良かったのではないかなと思います。
人によっては徹底的に戦って勝ち取るべきだという意見もあるかも知れません。
でもその争っている間は「能年〜」は使用できないでしょうし、仮にもしそれで勝ってもイメージとして何か「使いづらいタレント」のレッテルを貼られそうな気がしますよね。
争いを避けて、あえて「のん」というちょっとトボケた語感の芸名で再起を図る、というこちらのやり方のほうが(実際の性格は分かりませんが・笑)ほんわかしていて良いと思います!
『のん』の由来は?
新たに芸名となった「のん」は友達からの呼び名からとったというのがまず結論なんですね。
で、これに落ち着いた経緯が…
下の名前だけでローマ字のrenaにするとか、はたまた名字を変えることも考えたそうです。
名字を変えるのは「それも変だな……って」思ったそうです。
芸名って考えると名字を変えるという考えは特におかしな事ではないような気もしますが、元が本名ですからそんな気がするのも分かりますよね…

のん公式サイトより
そこで思いつくままに候補を箇条書きにしていったところ「のん」が出てきたというんですね。
色々挙げていくうちに、昔友達から呼ばれていた名前がふっと出てきた、ということなんでしょう。
簡単だし、響きがいいですよね。
それに「のん」って英語の小文字で書くと「non」になる。ニコッて笑ってる顔文字みたい。
週刊文春より
僕はてっきり「のうねん」の最初と最後を1文字ずつとったのかな?と思っていました(笑)
まとめ
という事で、11年ぶりに「キャスター」で地上波ドラマに復帰するのんちゃんについて調べてみました。
まぁ、前事務所も意地悪といえばイジワルな感じもしますが、契約や何やかんやで一度振り上げた拳が壁の棚に引っかかっちゃったみたいな感じなのではないでしょうか?
まぁ11年間表舞台に出られなかったのは痛かったですよね。これもその「マイナスイメージ」の仕業なんでしょうか?
以前とある記事で番組のゲストとしてのんちゃんを企画していたところ、上司から問答無用で却下された、というのを見た覚えがあります。
コンプライアンス的にどう、ということが世間一般的に取り上げられてきたこともその背景としてあるのかも知れませんね。
とは言え、このドラマ出演を皮切りに、『のん』ちゃんにもこれからどんどん地上波の画面に登場して欲しいですね。
これからも『のん』ちゃんを応援していきましょう!
ありがとうございました!
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