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ブランド総合研究所・田中章雄とは何者?都道府県魅力度ランキングが胡散臭いと言われる理由

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今夜「世界一受けたい授業」で発表される「都道府県魅力度ランキング2026」。

毎年大きな話題になるこのランキングですが、

  • 「そもそも何を基準に作ってるの?」
  • 「この調査を作っている田中章雄さんって誰?」
  • 「都道府県の魅力に順位をつけるなんて失礼じゃない?」

といった疑問の声も多く聞かれます。

この記事では、ブランド総合研究所の田中章雄所長とはどんな人物なのか、そして都道府県魅力度ランキングが「胡散臭い」と批判される理由について、調べてまとめました。

気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!


今夜「世界一受けたい授業」で発表!都道府県魅力度ランキングって何?

「世界一受けたい授業」のMC・くりぃむしちゅーのお二人と酒井正明(中央):日テレ公式サイトより

都道府県魅力度ランキングとは、株式会社ブランド総合研究所が毎年発表している「地域ブランド調査」の一項目で、各都道府県に対する消費者の「魅力度」を数値化して順位づけしたものです。

2006年にスタートし、2026年で21回目の実施となります。調査対象は47都道府県と全国1,000の市区町村で、約3万人以上の消費者から回答を集めて実施されています。

北海道、京都府、沖縄県などが常に上位を占める一方で、下位に位置する県からは毎年のように批判の声が上がっているんです。

特に北関東エリアの県からの反発は根強く、2021年には群馬県の山本一太知事が「法的措置も検討する」と発言して大きな話題になりました。

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ブランド総合研究所とは?どんな組織なの?

ブランド総合研究所公式FaceBookより

設立の経緯や事業内容

株式会社ブランド総合研究所は、2005年11月に設立された地域ブランドおよび企業ブランドの研究とコンサルティングを行う専門企業です。本社は東京都港区虎ノ門にあり、社員数は約10名、資本金は2,500万円の民間企業です。

設立の理念は、「地域や企業がブランド戦略を実践的な業務として取り組み、ブランド力の向上という具体的な効果を導くこと」。ブランド戦略の理解・普及活動、戦略立案、PR、調査、コンサルティングなどの専門業務を行っています。

僕もIT業界で長く働いていますが、こうした調査会社は数多く存在します。ただ、ここまで毎年注目を集める調査を実施している企業は珍しいですよね。

主な調査・ランキング事業

ブランド総合研究所が実施する主な調査は以下の通りです。

  • 地域ブランド調査:都道府県・市区町村の魅力度、認知度、観光意欲、居住意欲、産品購入意欲など約90項目を調査
  • 企業ブランド調査:企業のブランド力を消費者視点で評価
  • ジャパンブランド調査:海外における日本の地域や観光地の認知度・魅力度を調査

中でも「地域ブランド調査」が最も注目度が高く、毎年10月頃に結果が発表されると、メディアやSNSで大きな話題になります。

特に都道府県魅力度ランキングは、上位・下位の結果が報道されるたびに、地元の反応や知事のコメントが注目されるんですね。

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田中章雄(ブランド総合研究所所長)とは何者?

ブランド総合研究所所長・田中章雄:下野新聞より

経歴や学歴を調査

田中章雄さんは、1959年福井県生まれです。北陸高等学校理数科を卒業後、東京工業大学理学部化学科を1983年に卒業しています。理系出身、特に化学科というのは意外に感じる方もいるかもしれませんね。

1984年に日経BP社に入社し、雑誌記者や新規雑誌および新規事業の開発と編集を担当しました。開発部次長、調査部次長を経て、2001年には日経BPコンサルティング調査部長に就任。

その後、2003年に日本ブランド戦略研究所社長を経て、2005年11月にブランド総合研究所を設立し、代表取締役社長に就任しました。

日経BP社での経験が、現在の調査事業の基盤になっているのでしょうね。

これまでの実績や著書

田中章雄さんの主な実績としては、以下のようなものがあります。

  • 消費者視点によるブランド評価方法の開発
  • Webサイト価値測定法の開発
  • ブランドの効果測定手法の開発
  • 地域ブランド評価方法の開発
  • ブランドリスク管理チェックシート(BRCS)の開発

また、知的財産権の啓発普及体制に関する検討会委員、岐阜県ブランド戦略検討委員など、さまざまな委員も務めています。地域ブランドの第一人者として、業界では知られた存在のようです。

著書としては、2012年に

  • 「地域ブランド進化論:資源を生かし地域力を高めるブランド戦略の体系と事例」(繊研新聞社)
  • 「事例で学ぶ!地域ブランドの成功法則33」(光文社)

などを出版しています。

どんな考え方でランキングを作っているの?

田中章雄さんの考え方の基本は、「消費者視点でのブランド評価」です。地域ブランド戦略は、自治体の目指すべき将来像を明確にし、様々な政策(産業振興、まちづくり、文化振興など)を統合・連携させる「羅針盤」としての役割を持つべきだと主張しています。

ランキングの目的は、地域の魅力を数値化し、地域活性化の課題を明確にすること。つまり、順位をつけることそのものが目的ではなく、各地域が自分たちの強みや弱みを知り、改善につなげるためのツールとして位置づけているんです。

とはいえ、結果的に「最下位」などのネガティブな情報が一人歩きしてしまい、地域にとってマイナスになっているという批判も根強くあります。この点については、後ほど詳しく見ていきます。

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『都道府県魅力度ランキング』の調査方法を徹底解説

「freeasy」を展開しているアイブリッジのSaaS事業部・榎本涼:PR TIMESより

誰に・何人に・どうやって聞いているの?

調査の具体的な方法は以下の通りです。

  • 調査方法:インターネット調査
  • 回答者:年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収
  • 有効回収数:約34,000人(2024年実績)
  • 回答方式:1人の回答者が都道府県の場合は12または13の県について回答。1地域の平均回答者数は約903人
  • 調査時期:毎年6月~9月頃

調査データの集計・分析には、アイブリッジ株式会社が提供するセルフ型アンケートツール「Freeasy(フリージー)」が活用されています。これは国内最大級のセルフ型アンケートツールで、約400万人の調査モニターを抱えているそうです。

僕自身も、システム構築の現場で働いた経験があるので分かりますが、3万人規模のアンケート調査を実施するのは、かなり大規模なプロジェクトです。その意味では、調査自体の規模や体制はしっかりしていると言えますね。

「魅力度」は何を基準に測っている?

「魅力度」は、「あなたにとってこの地域は魅力的ですか?」という質問に対して、6段階で評価してもらう形式です。「とても魅力的」から「全く魅力的でない」までの6段階で回答し、それを数値化してスコアを算出します。

また、魅力度だけでなく、以下のような関連項目も同時に調査しています。

  • 認知度(地域が知られているか)
  • 観光意欲度(観光してみたいか)
  • 居住意欲度(住んでみたいか)
  • 産品購入意欲度(その地域の特産品を買いたいか)
  • イメージ想起率(どんなイメージがあるか)

これらの項目を総合的に分析することで、その地域の魅力がどこから来ているのか、何が評価されているのかを明らかにするというのが、調査の設計思想です。

ランキングはどう決まる?

ランキングは、各都道府県の魅力度スコアを集計し、その数値が高い順に並べることで決まります。集計にあたっては、年齢、性別、居住地を基準に実際の人口の縮図となるように各回収サンプルにウエイトバック値を設定し補正を行っています。

つまり、特定の年代や性別に偏らないように、日本全体の人口構成に合わせて調整しているということですね。この補正方法自体は、統計調査では一般的な手法です。

しかし、問題は「魅力的かどうか」という、極めて主観的な質問に基づいて順位をつけているという点です。ここが批判の大きな理由の一つになっています。

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都道府県ランキングが「胡散臭い」と言われる理由は?批判や問題点

ブランド総合研究所所長・田中章雄:PR TIMESより

下位県からの反発や批判の声

都道府県魅力度ランキングへの批判で最も有名なのが、群馬県の山本一太知事による「法的措置も検討する」発言です。

2021年、群馬県は44位という結果になったんですね。

これを受けて山本知事は定例記者会見で、「根拠の不明確なランキングで群馬に魅力がないという誤った認識が広がることは経済的損失も伴うゆゆしき問題」と語り、法的措置も含めて今後の対応を検討すると表明しました。

また、山本知事は「ある著名人に『こんなランキング、やめた方がいい。いじめにつながる』と言われた」と述べた上で、学校のクラスでの人気投票に例えて「ビリになった人の気持ちを考えたことがあるのか」と強く批判しました。

確かに、地域の努力や魅力が正当に評価されず、ただ「最下位」というレッテルを貼られるのは、地元の人たちにとっては辛いことですよね。僕も地道な努力が報われないと感じることがあるので、知事の気持ちは理解できます。

調査方法への疑問点

調査方法に対しても、いくつかの疑問点が指摘されています。

  1. サンプルの偏り:インターネット調査という性質上、特定の年代やインターネットユーザーに偏る可能性がある
  2. 回答者の知識不足:回答者がその地域について十分な知識を持っているかどうか不明
  3. 質問の主観性:「魅力的かどうか」という質問自体が極めて主観的
  4. 調査時期の影響:調査時期によって、メディア露出の影響を受けやすい

特に、

「訪れたこともない、詳しく知らない地域について『魅力的かどうか』を答えさせること自体に無理がある」

という指摘は、的を射ていますよね。

「都道府県に順位をつけること」自体への違和感

そもそも、都道府県という単位で総合的な魅力度ランキングを作ること自体が難しいという意見もあります。

都道府県には、それぞれ異なる文化、歴史、産業、自然があり、単純に比較できるものではありません。北海道の雄大な自然と、京都の歴史的建造物と、沖縄の海の美しさを、同じ「魅力度」という尺度で比較することに、そもそも意味があるのかという疑問です。

また、都道府県という自治体単位というのも疑問です。ある特定(ピンポイント)の地域の特性が、その自治体全体の魅力度を代表しているのか?というと決してそんなことも無いですよね。

さらに上述の群馬県知事の言うように、下位にランクされた地域の人々の感情を傷つけ、地域への誇りを損なう可能性があるという点も、大きな問題として指摘されています。

メディア露出と炎上商法疑惑

「胡散臭い」と言われる理由の一つに、毎年メディアで大きく報道されることで、ブランド総合研究所の知名度が上がり、ビジネスにつながっているのではないかという疑念があります。

実際、ランキング発表後には下位の県が検証報告書を発表したり、知事が会見で批判したりすることで、さらにメディア露出が増える「炎上サイクル」が生まれています。これが「炎上商法」なのではないかという指摘です。

また、ブランド総合研究所がコンサルティング事業も行っているため、「ランキングで課題を示し、その解決策としてコンサルティングを売り込んでいるのではないか」という疑念も一部で囁かれています。

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それでも続く理由は?都道府県魅力度ランキングの意義や反論

再選して2期目の現群馬県知事・山本一太:読売新聞より

ブランド総合研究所側の見解

こうした批判に対して、ブランド総合研究所側は以下のような見解を示しています。

  • ランキングの目的は「順位をつけること」ではなく、「地域の魅力を数値化し、課題を明確にすること」
  • 調査結果は、地域が自分たちの強みや弱みを知るための「鏡」のようなもの
  • 批判されるのは残念だが、議論のきっかけになることで地域への関心が高まる効果もある

田中章雄さん自身も、「地域ブランド戦略は、地域が自分たちの魅力を見つめ直し、磨き上げていくための羅針盤」だと繰り返し語っています。

地域活性化に役立っている?

実際に、ランキングをきっかけに地域活性化につながった事例もあるようです。

下位にランクされたことで危機感を持ち、地域のPR戦略を見直したり、新たな観光資源の発掘に力を入れたりする自治体もあります。また、上位にランクされた地域は、その結果を観光PRに活用しているケースも多いです。

とはいえ、ポジティブな効果よりも、下位にランクされた地域へのネガティブな影響の方が大きいのではないかという声も根強くあります。

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過去の都道府県魅力度ランキング結果と反応を振り返る

常連の上位・下位県はどこ?

過去のランキングを見ると、上位・下位にはある程度の傾向があります。

【上位常連】

  • 北海道:2006年から2025年まで17年連続で1位を守っている
  • 京都府:常に上位3位以内
  • 沖縄県:常に上位5位以内

【下位常連】

  • 群馬県、栃木県、茨城県などの北関東エリア
  • 佐賀県
  • 徳島県

2025年の調査では、初めて埼玉県が最下位になったことも大きな話題になりました。一方で、神奈川県が初めて東京を上回るという変動もありました。

過去に起きた炎上や話題

過去には以下のような炎上や話題がありました。

  • 2021年:群馬県の山本一太知事が「法的措置も検討する」と発言
  • 2022年:コンサル料を払った県がランキングで約5位上昇したという疑惑が報道される
  • 2025年:埼玉県が初めての最下位となり、地元メディアが大きく報道

特に、コンサル料を払った県がランキングで上昇したという報道は、ランキングの信頼性に疑問を投げかけるものでした。ただし、この点についてブランド総合研究所側は「コンサルティングと調査結果は無関係」と否定しています。

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世間の反応やSNSの声

SNS上では、毎年ランキング発表時にさまざまな声が上がります。

【肯定的な意見】

  • 「自分の県が上位で嬉しい!」
  • 「観光の参考になる」
  • 「地域の課題が見える化されるのは良いこと」

【否定的な意見】

  • 「都道府県に順位をつけるのは失礼」
  • 「調査方法が不透明」
  • 「下位の県がかわいそう」
  • 「毎年同じような結果で意味がない」

【中立的な意見】

  • 「話のネタにはなる」
  • 「あくまで参考程度に見るべき」
  • 「一喜一憂する必要はない」

僕個人としては、データとして興味深い部分もある一方で、地域の人々の感情を考えると、もう少し配慮のある発表方法があるのではないかと感じます。

日々コツコツと地域づくりに取り組んでいる方々の努力が、ランキングという形で一刀両断されてしまうのは、やはり心が痛みます。

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まとめ:都道府県魅力度ランキング あなたはどう思う?

都道府県魅力度ランキングについて、この記事で分かったことをまとめます。

  • ブランド総合研究所が2006年から毎年実施している調査の一項目
  • 代表の田中章雄さんは東京工業大学卒、日経BP社出身で地域ブランドの第一人者
  • 約3万人のインターネット調査で「魅力度」を数値化
  • 群馬県知事など下位県からは「いじめ」「経済的損失」として強い批判がある
  • 調査方法の主観性、都道府県に順位をつけること自体への違和感が「胡散臭い」と言われる理由
  • ブランド総合研究所側は「地域活性化のツール」と主張しているが、賛否両論

都道府県魅力度ランキングは、地域の魅力を考えるきっかけにはなる一方で、下位にランクされた地域の人々を傷つける可能性もあります。

データとして興味深い部分もありますが、結果に一喜一憂するのではなく、自分たちの地域の良さを改めて見つめ直す機会にできれば良いのではないでしょうか。

今夜の「世界一受けたい授業」でどんな結果が発表されるのか、そして各地域がどう反応するのか、注目ですね!

新しい情報が入ったら、また追記していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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