
今回の『新美の巨人たち』は絵本作家で「大ピンチずかん」などでおなじみの 鈴木のりたけさん。
鈴木のりたけさんは、番組で子供達に接する姿を見ていても、お父さんとして率直に悩みを語りながら子どもたちとの関係を大切にしていることが分かりますよね。
今日は、鈴木のりたけさんの子どもたちが「学校に行かない」を選んだ背景、その後のフリースクールとの関わり、家庭での習慣、そして親としての思い――
報道から読み取れる事実をふまえて、じっくり見ていきたいと思います。
良かったら最後までお付き合いくださいね!
鈴木のりたけの子どもたちが不登校に…?
まず、鈴木のりたけさんには 3人のお子さん(長女・長男・次男)がいらっしゃいます。
- 3人とも学校へ行かないという時期があったと鈴木のりたけさん自身で語られています。
- とくに 長女が小学校2年の頃、「学校に行きたくない」と言い出したことがきっかけだったという話が複数の情報で出ています。
- その後、下の兄弟にも影響が波及。長男は一時的に登校(1週間ほどと言われています)したものの、次男はほとんど学校に行かなかった、という情報もあります。
こうした経緯を見ると、単に「3人がまとめて学校に行かなくなった」というよりも、 それぞれの性格や受け止め方が違っていた ことがうかがえます。
鈴木のりたけフリースクールとの出会い
不登校になった後、鈴木のりたけさんのご家族が選んだのがフリースクール。
- これは逃げ道ではなく、子どもが「ここに居たい」と思える場所をじっくり家族みんなで探した結果の選択だったようです。
- ご家族でいくつかのフリースクールやプレイパークのイベントを見に行き、子ども自身が雰囲気を確かめて選んだそうなんです。
- 3人ともフリースクールに通っていた時期もあったという話もあり、それによって「学校以外の居場所」が子どもたちの生活の大切な柱になっている様子が伝わってきます。
- さらに、フリースクールで「与えられたカリキュラムをただこなす場所」という感じではなく、自主的に勉強を始めたり、本を読んだりする子もいるというエピソードがあります。
うちの小学生の息子は今のところ、学校は楽しいと言ってくれて毎日元気に通っているので、この「フリースクール」というものの存在を僕は知りませんでした。
でもいつ、誰の子どもであっても、学校に行きたがらなくなる瞬間が訪れてもおかしくないですよね。
こんな選択ができる鈴木のりたけさんとそのご家族、とても深い覚悟と勇気をお持ちなんだなぁと思います。
ただ「学校に通わない」というだけじゃなく、子どもが自由に学べる・考えられる場を求めた結果と言えるのでしょうね。
家庭での時間:遊びと会話、大切な拠り所
鈴木のりたけさんの家では、「学校に行かない時間」があるからこそ、 家庭の時間 をきちんと大切にしているのが印象的です。
- 毎日、夕食後(夜8時~10時ごろ)に家族でテーブルに集まり、カードゲームをしたり、新聞の見出しを切り抜いて作文のように遊んだり。
- 新聞の見出しを切り抜いて遊ぶ、というのは中々ユニークですよね。それが「言葉で遊ぶ」「考える習慣をつくる」という意味でもすごく豊かな時間になっているんだろうな、と思います。
- 笑いが絶えない時間というより「心の居場所」をつくっているような温かさが感じられます。
こうした日常の時間は、子どもたちが自分をさらけ出せる場所、安心して笑ったり迷ったりできる場所になるんじゃないかと思うんですよね。
親として見守るって、ただ待つだけじゃなく、こうした時間を持つことでも成り立つんだなあと感じます。
親の覚悟:「待つ」こと、そして信じること
鈴木のりたけさんが語る子育てには、強い覚悟があります。
- 鈴木のりたけさんは「親だからといって、先回りしすぎる必要はない」「答えは親だけが持っているわけではない」と言います。
- その代わりに、「子どもを見守る」「子どものペースを尊重する」という姿勢を選ぶ。報道でも「待つことが大事だ」と何度も語られています。
- また、「子どもや僕が悩んでいたのは人生のほんの一部かもしれない」「80年人生から見ればほんの数年」といった発言も。大きな視野で子どもを見るという気持ちが、本当に伝わってきます。

鈴木のりたけ:新美の巨人たち公式サイトより
この鈴木のりたけさんの言う「信じる力」と「見守る力」が、子どもにとって安心できる土台になっているのだと思います。
鈴木のりたけの創作と子育ての重なり
鈴木のりたけさんの絵本作りには、子育ての日々が深く影響しています。
- 例えば 『大ピンチずかん』 のアイデアには、子どもの “日常のトラブル” や “ちょっとした失敗” がそのまま取り入れられているそうです。
- 表紙にもなっている牛乳を注いでいるうちに溢れてしまった……という次男のエピソードから「大ピンチ」が生まれたという話が、インタビューで出ています。
- また、「わからない言葉があったら辞書を引こう」「新聞を見て気になる記事を話題にしよう」といった、日常学びの姿勢を子どもに見せることもしていて、創作と教育が自然にリンクしているのが素敵です。
こういった観察眼とユーモアがまぜこぜになることによって、鈴木のりたけさんの絵本には “生きたリアル” が吹き込まれているのだな、と感じます。
また鈴木のりたけさんは、不登校やフリースクールの話を個人の問題に留めてはいけないと感じているようです。
- 鈴木のりたけさんは教育システムのあり方に疑問を持っていて、「子ども一人ひとりのペースに対応できる場所」「学校以外の学びの選択肢がもっとあっていい」と言います。
- また、子どもたちにはこんなメッセージを伝えています… 「あなたが苦しいのは、あなたのせいじゃない。大人はあなたを責めていないし、あなたを信じている」
この言葉には、親としてだけでなく社会の大人としての責任感や優しさが込められていて、すごく響きますよね。
鈴木のりたけと子どもたちまとめ
というわけで、絵本作家の鈴木のりたけさんのの子供達が不登校でフリースクールに出会った話について見てきました。
いかがだったでしょうか?
- 子どもが「学校に行きたくない」と言った時の鈴木のりたけさんの衝撃と戸惑い。
- それでも無理に従わせず、子ども自身が自分に合う場所を探せるように見守った。
- 家庭のちょっとした時間を丁寧に使って、遊びながら対話し、安心できる居場所をつくった。
- その日常から創作を生み、子育てを反映させて絵本を作る。
- 教育システムへの問いを持ち、社会に対しても優しく声をあげる。
こういう道を選ぶのは、簡単じゃないと思います。
でも、子どもと一緒に考えて、信じて、待ってみる。そんな選択肢がある、ということを、鈴木のりたけさんの話は教えてくれます。
親として、創作者として、日常の観察者としての鈴木のりたけさんのバランス感覚が本当に素晴らしいですよね。
もしこれを読んでくださっている方が、「子育てに悩んでいる」「なんとなく学校への不安を感じている」「子どもの『違和感』をどう受け止めたらいいか考えている」なら…
ぜひ鈴木のりたけさんのような見方「子どもを信じて、見守る」も頭の片隅に置いておいてほしいなと、そして僕自身も置いておきたいなと思います。
答えは一つじゃないし、正解も人それぞれ。
だけど、心の拠り所を作ること、自分たちのペースを大事にすることは、確かに力になります。
そんな鈴木のりたけさんの創作活動と子育てを、応援していこうと思います!
今日もありがとうございました!


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