まるでCGで作成した画像のような『五重の塔の周りに満開の桜+遠くに冠雪した富士山が見える』こんな写真を見たことがある方も多いでしょう。
本当に実在する風景なんでしょうか?と僕も思っていましたが、実在するんですね(笑)

山梨観光推進機構公式サイトより
今まさにインバウンドで外国人旅行者も殺到していて、この風景を見ることができる公園を管理している自治体が悲鳴を上げているというのですから大変です。
この公園は、山梨県富士吉田市(やまなしけんふじよしだし)の新倉山浅間公園(にいくらやませんげんこうえん)です。
ここではこの公園の概要、アクセス、公園に訪れる絶好の季節、などについて調べていきたいと思います!
新倉山浅間公園の概要
- 特徴 富士山と富士吉田市を一望できる公園
- 住所 山梨県富士吉田市新倉3353
- 広さなど 4.3ha 新倉山(標高1,180m)の中腹約850m
- 桜 ソメイヨシノ(650本)
- 五重の塔 忠霊塔(戦没者慰霊塔)仏塔ではない
2011年に山梨県がタイ王国の観光会社へこの眺望をアピールしたことによって、「富士山と五重の塔を同時に見ることができる場所」として認知され、特にタイ人からの人気・知名度が高いとのことです。
とはいえ、今ではもう世界中にバレていて(笑)、アジアだけでなく、欧米からもたくさんの観光客が押し寄せていますよね。
この他にも環境省が公表した「富士山がある風景100選」にも選ばれており(2021年)、海外航空各社の機内誌やミシュラン・グリーン・ガイド表紙になったりしているんですね。
公園までのアクセス
アクセスの概要は以下の通りです。
- 鉄道 富士急行線下吉田駅から徒歩で10分
- クルマ1 中央自動車道富士吉田西桂スマートICから10分
- クルマ2 東富士五湖道路山中湖ICから15分
駐車場は普通車のみ87台分・通常は無料とのことですが、桜のシーズンは有料になったり、年によっては公園駐車場は閉鎖されて周辺の臨時駐車場(有料)に案内されたりするようですので、公共交通機関での来場が無難かも知れません。
このアクセスや駐車場関連の情報はこちらの富士吉田市観光観光ガイドをご参照ください。
いずれにしても、駐車場から展望デッキまでは徒歩で上がっていくイメージですので、ご承知おきくださいね。

新倉山浅間神社公式サイトより
桜の見ごろ・その他の季節は?
さてこの公園での桜の見ごろはだいたい例年4月初旬〜中旬です。
東京での見ごろはそろそろ終わりという感じですが、標高の高い当地はまだもう少々楽しめそうですね!
この時期に「新倉山浅間公園桜まつり」が開催されていますが、今年は4月1日〜18日となっています。
やっぱり桜の季節は短いですよね。そこがまた桜の良いところでもあるのですが…
この公園からの眺めはこの桜の時期だけでなく、その他の季節もそれぞれ楽しめるようです。
まず桜が終わって初夏〜夏は新緑の季節。木々の緑に元気をもらえますね!

ことりっぷ公式サイトより
夜になると富士吉田市の夜景が楽しめ…

日本夜景遺産より
秋には紅葉も。

新倉山観光情報より
冬(12月〜2月)には雄大な雪景色が広がります。

新倉山浅間公園観光情報より
それぞれに素晴らしい景色ですよね。
まとめ
というわけで、山梨県は富士吉田市の新倉山浅間公園について調べてみました。
こういった景色の綺麗なところに来ると、写真や動画を撮るのが大変で、最近は映えを意識するあまり周りの方々への配慮が疎かになって迷惑をかけたり、はたまたご自身が転落などの事故に遭ってしまったり、という残念なニュースが散見されますよね。
この展望デッキもすぐ隣に私有地が有って、危険な状態になることがあり、市が柵を儲けたということがあったらしいです。
くれぐれもマナーを守って、安全に楽しく、この『The日本の景色』を堪能したいものですね!
ありがとうございました!
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