
年末の恒例番組といえば『NHK紅白歌合戦』
そんな紅白で、ここ数年おなじみになっているのが「けん玉チャレンジ」です。
一方でネット上では、「紅白 けん玉チャレンジ いらない」という声も増えてきました。
「マンネリじゃない?」
「歌が入ってこない、必要?」
「紅白の趣旨と違うのでは?」
など、賛否が分かれる企画でもありますよね。
この記事では、紅白けん玉チャレンジについて、
- なぜ始まったのか
- 紅白での位置づけ
- NHKの狙い
- 失敗した人のエピソードとフォロー
- 本当に「いらない企画」なのか?
などなどについて、ちょっと掘り下げて見ていきたいと思います。
良かったら最後までお付き合いくださいね!
紅白のけん玉チャレンジとは?いつから始まった企画?
紅白のけん玉チャレンジは、2017年頃から始まったギネス世界記録への挑戦企画です。
内容はとてもシンプルで、
「けん玉の大皿に玉を乗せる」という基本技を、何人連続で成功できるかを生放送で挑戦します。

けん玉の演歌歌手・三山ひろし:讀賣新聞オンラインより
中心となっているのは演歌歌手の三山ひろしさん。
三山ひろしさんの歌唱中、または歌の流れの中で、出演者や一般参加者が一列に並び、次々と挑戦していきます。
一見すると簡単そうですが、紅白の生放送という極度の緊張感の中では、思った以上に難しいんですよね。
なぜ紅白でけん玉?NHKの狙いを考えてみる
「そもそも、なぜ紅白でけん玉なの?」
ここが一番モヤっとするポイントかもしれません。
① 紅白を“イベント番組”として盛り上げたい
紅白は単なる音楽番組ではなく、年末の国民的イベントでもあります。
歌だけでなく、「今年は何が起こる?」というワクワク感を作りたい、
という意図があるのではないでしょうか。
② 視聴者が一体になれるライブ感
けん玉の連続技が成功するのか、失敗するのか。
このドキドキ感は、視聴者も一緒に見守ることができます。
結果が一瞬で決まるので、良くも悪くも強烈に印象に残る企画です。
③ SNS時代の「話題作り」
これはNHKも、やってみて後から気づいた副産物だと思うんですよね。
けん玉のギネス記録の成功・失敗の瞬間は、瞬時にSNSで拡散され、その後にニュースが追いかける。
「紅白はもう見ないかな…」という層にも一定の訴求効果が期待できて、
紅白そのものの話題性を高める役割も担っているのではないか?と考えられます。
「紅白のけん玉チャレンジはいらない」と言われる理由
ネット上では、次のような否定的な意見も少なくありません。
- けん玉が気になって、歌が途中で途切れて集中できない
- 音楽番組なのにバラエティ色が強すぎる
- 毎年同じでマンネリ化している
特に、歌をじっくり楽しみたい人にとっては、
「ここでけん玉?」と感じてしまうのも正直なところでしょう。
このあたりは、紅白に何を求めるかによって評価が大きく分かれそうです。

2024年紅白のけん玉チャレンジ:朝日新聞より
失敗した人って?炎上と三山ひろしさんのフォロー
そして、けん玉チャレンジで注目されやすいのが、失敗した瞬間です。
2023年には、けん玉チャレンジの挑戦中、ある男性が失敗してしまい、
その責任を強く感じて、オンエアー後に楽屋で全員に土下座したというエピソードがSNSで話題になったこともありました。
この方は当時ゼッケン16番ををつけた(Youtube配信者さんでもありますが)一般の会社員の方。
「かわいそう」「プレッシャーが重すぎる」という声が出たのも無理はありません。
そんな中で印象的なのが、三山ひろしさんのフォローです。
三山ひろしさんは、失敗したこの「16番」さんに対して決して責めることなく、
「大丈夫です。来年また一緒にやりましょう」
「挑戦してくれてありがとう」
といった温かい言葉をかけたと伝えられています。
実際に2024年の紅白では、この失敗した「16番」さんがリベンジ出演し、
みごと128人連続成功のギネス記録を達成しました。
この企画が単なる罰ゲームではなく、挑戦を称える場になっていることが伝わってきます。
この「16番」さん、今年2025年の紅白には出場するのでしょうか?卒業でしょうか?
もしまた挑戦するのであれば、是非楽しんで頑張ってほしいですね!
SEVENTEEN・バーノンさんの件は誤解されがち
一部で誤解されやすいのが、SEVENTEENのバーノンさんの件です。
この件は、バーノンさん自身が失敗したわけではなく、
上記のの2023年のけん玉チャレンジの時に、SNSのアカウント名を
一旦、成功(ギネス認定)と発表された時に、「けん玉ギネス記録保有者」としていのですが、
一転「失敗」と発表されて残念ムードが漂い始めたところ、「けん玉ギネス記録保持者になるところだった」
と変更して場を和ませたというエピソードなんですね。
このユーモアのある対応が、
「空気を和ませた」
「優しい」
「バーノンの誰も傷つけない、気を遣わせない、そういうところが好き」
と好意的に受け止められたのも印象的です。

SEVEN TEENのバーノン:ModelPressより
紅白のけん玉チャレンジは本当にいらない?
結論から言うと、
「いらない」と感じる人がいるのも自然。でも、完全に否定するのも違うと思います。
確かに、歌を楽しみにしている人には、けん玉は邪魔に感じることもあるかも知れません。
一方で、失敗も含めて「人間味」を感じられる瞬間があるのも事実です。
何より、三山ひろしさんを中心に、
挑戦する人・支える人・見守る人がつながる空気は、紅白らしい温かさでもあります。

2025年紅白リハーサルでの三山ひろし:Oriconニュースより
まとめ|紅白はやっぱり何かに挑戦し続けてほしい
「紅白 けん玉チャレンジ いらない」という声が出るのは、
それだけ多くの人が紅白に期待している証拠でもあります。
完璧な企画ではないかもしれませんが、
毎年何かに挑戦し、変わろうとする姿勢は、紅白の大切な魅力です。
歌も、企画も、全部ひっくるめて紅白。
「紅白はもうオワコン」と言われて消滅してしまうのは、あまりにも寂しいことです。
これからも試行錯誤しながら、「年末といえば紅白」であり続けてほしいですね。
紅白、そしてけん玉チャレンジ。
今年もがんばれ!
応援しています!
今日もありがとうございました!


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