
元日本代表の本田圭佑さんが、日本代表監督に自ら名乗りを上げたことで大きな話題になっています。しかし、本田さんは現在JFAのProライセンス(旧S級ライセンス)を保有していません。
実は過去にも、ライセンス無しで日本代表監督を務めた外国人監督がいたことをご存知でしょうか?
この記事では、Proライセンス無しで代表監督になった人物は誰か、本田圭佑さんが監督になれる可能性について詳しく調べてまとめました。
気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
本田圭佑が代表監督に手を挙げた!でもProライセンス無しで可能?

日本代表監督に手を挙げた本田圭佑:日刊スポーツより
2026年7月2日、本田圭佑さん(40)が自身のXを更新し、「僕を1年試してみてください」と日本代表監督に自ら立候補しました。「賛否あると思うけど言わせてもらいます」と前置きした上で、「森保さんに1年契約の継続オファーをしてるというニュースを見たけど、そんな次の監督候補が見当たらずの繋ぎのオファーなら、僕を1年試してみてください」と強調しています。
さらに「もしアジア杯で負けたら問答無用でクビにしてくれていい。その勝負に受けて立ちます」と覚悟を示したこの発言は、SNSで大きな反響を呼びました。一方で、本田さんは現在JFAの最上位資格であるProライセンス(旧S級ライセンス)を保有していないため、「資格がないのに大丈夫なの?」という声も多く見られます。
でも実際のところ、ライセンス無しで代表監督になることは可能なのでしょうか?過去の事例を見ていきましょう。
そもそもProライセンスって何?日本代表監督に必要なの?

2026年北中米W杯の解説で大バズりした本田圭佑:日刊ゲンダイより
JFAのライセンス制度の仕組み
JFA Proライセンスは、日本サッカー協会(JFA)が認定する指導者資格の最高位で、2024年10月までは「JFA公認S級コーチライセンス」と呼ばれていました。この資格は、Jリーグ、WEリーグ、そして日本代表チーム(男女)の監督として指揮を執るために必要とされる免許です。
国際的な関係としては、AFC(アジアサッカー連盟)の最上位ライセンス「Diploma-Pro」と互換性があり、AFC管轄の国々でプロチームの指導が可能です。一方で、UEFAの「UEFA Pro」との互換性は認められていないため、欧州で指導を行う場合は現地のライセンスを別途取得する必要があります。
代表監督に求められる資格要件
原則として、日本代表監督にはJFA Proライセンスの取得が義務付けられています。しかし、過去には外国人監督に対する運用上の柔軟性が見られたケースもありました。
日本人監督の場合は厳格にProライセンスが求められますが、実績のある外国人監督については、国際的な経歴や実績が評価される形で、ライセンスの有無が問題にならないケースが存在していたのです。
Proライセンス無しで代表監督になったのは誰?

鹿島アントラーズと日本代表の監督を務めたジーコ:Wikipediaより
ジーコ元監督のケース(2002-2006年)
ブラジルの伝説的選手ジーコ氏は、2002年から2006年のドイツワールドカップまで日本代表監督を務めました。実はジーコ氏も、当時Jリーグの監督になるために必要なS級ライセンスを保有していなかったことが明らかになっています。
元指導者の李国秀氏のインタビューによれば、「私もジーコも、Jリーグの監督になるために必要なS級ライセンスを持っていなかったために、監督という肩書きを名乗ることができなかった」と語っています。では、どうやって代表監督を務めたのでしょうか?
それは「総監督」という肩書きを使用し、S級ライセンスを持つ別の人物を形式上の「監督」として登録することで、ルール上の要件を満たす運用が行われていたのです。試合後の記者会見にも、ジーコ氏の代理として正式な「監督」が出席していました。
他にもライセンス無し監督はいた?
海外出身の監督はいずれも、日本のPro(旧S級)ライセンスは所持していませんでしたが、各々所属する国や地域の上級資格を所持していました。
| 監督 | 在任期間 | Pro(旧S級)相当のライセンス種別 |
| ハンス・オフト | 1992–1993年 | 欧州指導者資格相当 |
| パウロ・ロベルト・ファルカン | 1994年 | 海外最上位資格相当 |
| フィリップ・トルシエ | 1998–2002年 | UEFA系最上位資格相当 |
| ジーコ | 2002–2006年 | 無し |
| イビチャ・オシム | 2006–2007年 | UEFA系最上位資格相当 |
| アルベルト・ザッケローニ | 2010–2014年 | UEFA Pro相当 |
| ハビエル・アギーレ | 2014–2015年 | 海外最上位資格相当 |
| ヴァイッド・ハリルホジッチ | 2015–2018年 | UEFA Pro相当 |
ジーコ元監督は、選手時代の圧倒的な実績によって、特別に監督(Jリーグでは上述のように「総監督」という立場)に就任していたんですね。
なぜ彼らはPro(旧S級)ライセンス無しで代表監督になれたのか?
外国人監督への特例措置
日本サッカー協会は、外国人監督に対して実質的な特例措置を設けていたと考えられます。具体的には、国際的な実績や欧州トップリーグでの監督経験があれば、日本のProライセンスを保有していなくても、代表監督として招聘できる運用が行われてきました。
これは、世界的に評価される指導者を招聘することで日本サッカーのレベルアップを図るという、実利的な判断に基づくものです。
JFAの規定と例外的な対応
JFAの規定では、Proライセンスは原則として必須ですが、外国人監督の場合は「総監督」や「テクニカルディレクター」などの肩書きを使用し、ライセンス保持者を形式上の「監督」として登録する方法で対応していました。
僕もIT業界で長年働いてきましたが、社内規定ではNGのところ特例措置を設けることで、「運用でカバーする」やり方をとることがありました。日本の組織ではよく見られる柔軟な対応かと思います。
規則は守りつつ、実態としては必要な人材を活用するという、現場目線の工夫だと感じます。
国際的な実績が評価された背景
ジーコ氏は現役時代に「白いペレ」と称された伝説的選手であり、ブラジル代表での実績もあります。このような国際的な実績と知名度が、ライセンスの有無を超えて評価される要因となったんですね。
日本サッカー協会としては、世界トップレベルの経験を持つ指導者から学ぶことを優先し、形式的な資格要件よりも実質的な指導力を重視したと言えるでしょう。
本田圭佑の監督経験とライセンス状況は?
カンボジアでの監督経験の詳細
本田圭佑さんは、2018年9月からカンボジア代表の「ゼネラルマネージャー」として実質的な監督業を務めていました。U-23代表も兼任し、2023年まで約5年間チームを指揮しています。
主な実績としては、2019年にパキスタンに勝利してW杯2次予選に進出、香港と引き分けてW杯2次予選で同国初の勝ち点を獲得、2021年にグアムに勝利してアジアカップ予選に進出などが挙げられます。U-23代表でも2019年東南アジアU-22選手権でベスト4、東南アジア大会でカンボジア史上初のベスト4という成果を残しました。
現在のライセンス保有状況
本田圭佑さんは、現在も指導者ライセンスを保有していません。カンボジア代表での指揮も、形式上は「ゼネラルマネージャー」という肩書きで、ライセンスを持つ別の人物を監督として登録する形で実現していました。
過去のインタビューでは、本田さん自身がライセンス制度に対して「俺は正直、カンボジアの時はライセンス不要だったし、今も取る予定はない」といった趣旨の発言をしており、ライセンスに囚われない立場であることを示しています。
選手としての実績と指導者としての評価
本田圭佑さんは、2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシアと3大会連続でワールドカップに出場し、ACミランをはじめとする欧州クラブでもプレーした日本を代表する選手です。
指導者としては、カンボジアでの5年間の実績があり、弱小国を着実に成長させた手腕は評価されています。一方で、ライセンス無しという点や、日本代表という最高レベルでの指導経験がない点は、今後慎重に議論・検討すべき要素でしょうね。
本田圭佑が日本代表監督になる可能性を考察
ライセンス無しでも就任できる可能性は?
理論的には可能性はゼロではありません。ジーコ氏の例があるように、ライセンス無しでも「ゼネラルマネージャー」や「テクニカルディレクター」といった肩書きで実質的な指揮を執ることは、過去に実現しています。
しかし、ここで大きな問題となるのが「日本人である」という点です。過去のライセンス無しで就任した監督は、全員が外国人監督でした。
日本人監督と外国人監督での扱いの違い
日本人監督に対しては、JFAは厳格にProライセンスの取得を求めています。2015年以降の日本人監督である岡田武史氏、アギーレ氏解任後の一時期を務めたハリルホジッチ氏の後任を継いだ西野朗氏、そして現在の森保一氏も、全員がProライセンス保持者です。
外国人監督には実績重視の柔軟な運用がある一方で、日本人監督には制度の厳格な適用が求められているのが現状です。これは日本のサッカー指導者育成制度を守り、ライセンス制度の価値を維持するという意図があると考えられます。
実現に必要な条件とハードル
本田圭佑さんが日本代表監督になるためには、いくつかのハードルがあります。
- 第一に、Proライセンスの取得です。これが最も確実な道ですが、本田さん自身がライセンス取得に囚われない姿勢を示している点が課題です。
- 第二に、JFAが本田さんの実績を「外国人監督と同等の特例措置に値する」と判断するかどうかです。カンボジアでの5年間の実績はありますが、ジーコ氏の実績ような伝説的な人物像とは異なります。
- 第三に、世論とJFA内部の賛同を得られるかです。本田さんの発言はSNSで大きな反響を呼びましたが、賛否両論があるのも事実です。
世間の反応やSNSの声
本田圭佑さんの代表監督立候補は、SNS上で大きな話題となりました。
- 「本田監督見たい」
- 「本田監督は面白すぎる」
- 「本田監督に1票入れます」
といった熱烈な応援や期待の声が多く寄せられています。
一方で、
- 「まずはライセンスを取得すべき」
- 「経験不足では?」
- 「代表監督は重責すぎる」
といった慎重な意見も見られました。現役時代の実績とカリスマ性から、多くのファンが本田監督の実現にワクワクしている様子が伝わってきますね!
僕自身も、本田さんの挑戦する姿勢や「アジア杯で負けたらクビでいい」という覚悟には心を動かされますよね。日々コツコツと積み重ねてきたキャリアの中で、新しい挑戦に飛び込む勇気は素晴らしいことだと思います。
まとめ:本田圭佑の代表監督実現は前例次第?今後に期待!
この記事で分かったことをまとめます。
- Pro相当のライセンス無しで代表監督になったのは、ジーコ元監督(2002-2006年)のみ
- ジーコ氏は「総監督」などの肩書きで実質的な指揮を執り、ライセンス保持者を形式上の監督として登録していた
- 外国人監督には実績重視の柔軟な運用があったが、日本人監督には現状、厳格にProライセンスが求められている
- 本田圭佑さんはカンボジア代表で5年間の監督経験があるが、現在もProライセンスは保有していない
- 本田さんが代表監督になるには、Proライセンス取得か、JFAが特例措置を認めるかのいずれかが必要
本田圭佑さんの「僕を1年試してみてください」という熱い想いが、どのように受け止められるかは今後の展開次第です。日本人監督でライセンス無しという前例がない中で、本田さんの挑戦がどのような結果をもたらすのか、楽しみですね!
個人的には、本田さんのような情熱と実績を持つ人物が、新しい風を日本サッカーに吹き込んでくれることを期待しています。これからの動きに注目していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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