
今回の『世界!ニッポン行きたい人応援団』では、2023年に石川県の輪島に漆器・輪島塗の技術を学びにきた元大工のアメリカ人、ピーターさんが再来日!
2024年1月の能登半島地震の被害に心を痛めていたピーターさん。
お世話になった輪島の職人さんたちに再会したいと、今回再来日を果たしました。
その後のピーターさんと職人さんたちとの交流や、震災後の現地の後遺症などについては番組で確認したいと思います。
ここでは、この2年前にピーターさんが初来日した時のエピソードや、なぜピーターさんは漆器・輪島塗に魅了されたのか?などについて、振り返ってみたいと思います。
良かったら最後までお付き合いくださいね!
元大工ピーターの出身・経歴は?
ピーターさんは、アメリカ西部・ランカスター在住。
2023年来日時の年齢は37歳。
もともとピーターさんは大工として働いていて、自分で家具を作ることもあったといいます。
僕も木を扱う仕事に惹かれる人間なので、その「木を切る、削る、組み立てる」という生活が彼の出自にあるというだけで、なんだか親近感がわきますね。
家族構成(奥さん・子ども)や本名(フルネーム)については、調べた限り公開情報は見つかりませんでした。
ピーターさんのプライバシーを尊重してか、メディア側もそういう詳しい個人情報には触れていないようです。
本大工ピーターが漆器に魅了されたワケ(理由)
さて、ピーターさんが漆器の世界に足を踏み入れたきっかけは、SNSでした。
あるときSNSで古典的な漆器や輪島塗の写真を見て「あ、この黒光り、何だ?」と強烈に惹かれたそうなんです。
そしてそのまま独学で漆器づくりを始めます。
ピーターさんはネットで漆について調べたり、刷毛(ハケ)を買ったりしながら、自宅で少しずつ漆を塗って試作。
これ、僕もやったことがないけど、かなり勇気がいるステップだなと思います。
漆は乾き方も繊細って聞きますし、扱い方を間違えると失敗しそうですよね。
なにしろ迂闊にさわると「かぶれ」たりするんですよね?
ピーターさん、なかなかのチャレンジャーです(笑)
ピーターさんはは自分の作品をSNSにアップしつつ、試行錯誤を繰り返していたようです。
値付けをしていたように見えましたが、実査に売れたかどうかまでは分かりませんでした(笑)
本大工のピーター日本で輪島塗りで直接学ぶ
「もっと本格的に学びたい」と思ったピーターさん…
そこから彼がとった行動がすごい。
なんとピーターさん石川県・輪島に来日(番組のアテンドかも知れませんが…)。
そこからピーターさんは輪島塗の職人さんの工房を訪ね、漆かき(漆を木から採る作業)を見学したり、自分で布着せや一辺地付けといった伝統的な工程を体験したりしています。
当時番組でその様子が丁寧に紹介されていて、ピーターさんの目の輝き、真剣な手つき、職人さんとのやりとりがしっかり描かれていました。
僕が特に「ピーターすごいな!」と思ったことは、来日前のアメリカでの作業だったと思うのですが、彼が漆の乾燥方法に自分なりのアレンジをしているところ。
輪島塗の伝統工程では自然乾燥で何日もかけるところ、ピーターさんはオーブンを使って1~1.5時間ほどで乾かしていたんですよね。
「時短マスターすぎるだろ」と思わずツッコみたくなります。
もちろん伝統職人のやり方とは違うけど、ピータさんの創意工夫が出ていて、ものづくり好きとして僕はかなり応援したくなりました。
さらに、彼は5,000円近い高品質な刷毛を買ったんですけど、使い方が分からず使えていない――というエピソードも番組で語られていましたね。
いい刷毛を手に入れても、使いこなすのはまた別の難しさがある。
これもまた、職人の技術というものの深さを感じさせます。
元大工ピーター「なぜ大工から漆へ?」考察
さて、ここまでのピーターさんの行動から、なぜ漆器作りに魅了され、輪島塗を学ぼうとまでしたのか考えてみます。
- 素材への親和性:ピーターさんは大工として木と向き合い、家具づくりをしてきた人物です。木工というのは、素材の性質を理解し、形を整える仕事です。一方、漆は木地を補強し、美しく仕上げる“仕上げの魔法”のような役割を持ちます。この2つを組み合わせるということは、ピーターさんにとってものすごく自然なステップだったのでは、と思います。
- 視覚的インパクト:SNSで見た漆器の写真があまりにも魅力的で、「これを自分でもやってみたい!」という純粋な衝動が行動を駆り立てたんじゃないかと思うんですよね。番組でも彼がSNSをきっかけに漆に興味を持った、という話が出ていたので、この“視覚的な一枚”が彼の人生を変えるきっかけだった可能性は高いと思います。
元大工ピーターが漆器・輪島塗に魅了されたワケまとめ
というわけで、元大工のピーターさんが漆器・輪島塗に魅了された理由についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?
- ピーターさんは元大工・アメリカ在住というバックグラウンドを持ち、
- SNSをきっかけに漆器の世界に入って独学で制作を始め、
- 日本・輪島に来て職人さんのもとで本格的に学んだ、
- そして自分なりのやり方も取り入れながら漆器づくりを追求している。
ピーターさんのストーリー、ものすごく共感できます。
僕自身、ものづくりを愛する人間として、「好き」に正直に走る人を見るのが本当に好きなんです。
ピータさんがSNSで見た“黒く光る器”に惹かれて、その先にある技術や歴史を知ろうと来日し、職人さんの工房で汗をかく様子を想像するだけでワクワクしますよね。
もしピーターさんがこれからも日本との関わりを続けて、輪島塗や漆器づくりについてSNSや作品を通じて発信を続けてくれたら、すごく嬉しいですよね。
ピーターさんのような人が日本の伝統工芸に関心を持つことで、新しい価値観や視点が生まれるかも知れません。
ピーターさんの漆器作り、応援していきたいと思います!
今日もありがとうございました!


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