今日は「伝説の家政婦」として知られるタサン志麻さんが、どうしてあんなにすごいレシピを次々作れるのか、その秘密を探ってみたいと思います。

僕も学生時代は居酒屋の厨房でバイトしていたこともあり、たまに料理はするのですが、タサン志麻さんのレシピを最初に知ったときは、
「え!? この冷蔵庫の中の材料だけで、そんな料理ができるの!?」と本当にびっくりしました。
というわけで今日は、タサン志麻さんのレシピの秘密や、なぜそんなに人気なの?美味しいの?といったところを、具体的なレシピを2、3参考に考察してみたいと思います!
良かったら最後までお付き合いくださいね!
伝説の家政婦・タサン志麻のざっくり経歴
まずはざっくり、タサン志麻さんの背景を押さえておくと謎解きがスムーズになるかなぁと思います。
- 出身:山口県(長門市)
- 学歴:高校卒業後、大阪の辻調理師専門学校へ
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- さらに同グループのフランス校へ留学、現地レストランで修行
 
 
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- 帰国後:東京の老舗フランス料理店、ビストロで15年以上修業。
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- いわば「料理のプロ」です。
- その後、家庭向けの料理にシフト。
- 家政婦へ転身し、家庭を訪問。
- 1回の訪問で約15品の料理を作り置き。
 
 
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つまり、タサン志麻さんは「料理のプロの技」と「家庭での工夫」の両方を知っている、まさに料理界のハイブリッド人材といっても良いですよね。
伝説の家政婦・タサン志麻のレシピの秘密とは?
そしてここからが本題です。僕が調べて感じたタサン志麻さんの “すごさの理由” を、共感を交えつつまとめてみますね。
プロの基礎力がしっかり有るから
料理学校のフランス校卒で三つ星レストランの研修経験もあるタサン志麻さん。
材料が限られていても「どう料理すればおいしくなるか」を瞬時に判断できるんですね。
しかも家庭でも作れるようにアレンジするのは、タサン志麻さんのプロの技があるからこそだと思います。
素人の僕だと「玉ねぎと卵しかない…」と絶望するだけです(笑)。
冷蔵庫と家族を一目で把握する力
タサン志麻さんは、家庭の冷蔵庫を開けただけで数分後には15品以上の献立レシピが頭に浮かぶとか。
これってタサン志麻さん曰く、まさに “材料から設計図を描く” 感覚なんだそう。
もはやただの料理の腕前ではなく、タサン志麻さんの「制約の中で最善を考える力」が半端ないってことですよね…
しかもタサン志麻さんの、この家族でこの材料ならこのレシピ、この分量で…などなど、 適切な質と量を瞬時に判断し、完璧なレシピにしてしまうというところがものすごいです。
フランス家庭料理の感覚を日本の家庭用に翻訳
タサン志麻さん曰く、本物のフランス料理のレシピは敷居が高いイメージがありますが、家庭ではもっとシンプルで温かいものだったそうです。
タサン志麻さん、実は調理専門学校に入学した当初は和食志望だったそうですが、フランス料理に魅力を感じて、フランス校の研修を希望。
ここで「料理=文化・人生」という視点が育まれたそうです。
一言でフランス料理と言っても、当然レストランの味・レシピと家庭料理では違ってくるということですよね。
そんなところも、実際にフランスに行って修行をしたタサン志麻さんならではというところなんでしょう。
そんなわけで、タサン志麻さんからは「特別な材料じゃないけどおいしい」レシピが次々生まれるんですね。
作り置きと段取りの天才!
またタサン志麻さんの料理の手際の良さというのは見ていて驚かされます。
作り置きに掛かる時には、タサン志麻さんの頭の中で動線や道具の効率まで計算済みなんだそう。
「家庭でもプロ並みの味」が可能なのは、タサン志麻さんのこの思考力のたまものなんでしょうね。
- 使った器具はすぐ洗う
- 鍋は使い回す
- 調理器具は最小限
使った器具を都度洗っていたら時間がかかってしまいそうな気がしますが、タサン志麻さんはそんな事にはならないんですね。
やはり「手際」の問題なんでしょうか(笑)
ともかく、こうした工夫をすることで普通の家庭のキッチンでも3時間で約15品も作れちゃうというスゴ技を、タサン志麻さんは持っているワケです。
僕だったら絶対途中でキッチンがぐちゃぐちゃになりそうですが、タサン志麻さんはまるで魔法のようにスムーズなんですよね。
経験と発想力の蓄積
タサン志麻さんは、600種類以上のレシピバリエーションを、常に頭の中に蓄えていると言われています。
タサン志麻さんの長年の経験と自由な発想力があるからこそ、「え、そんな組み合わせアリ?」というレシピが自然に生まれちゃうんですね!
伝説の家政婦・タサン志麻のレシピはなぜ人気?美味しいの?
それではここで、タサン志麻さんのレシピの中でも人気のもの・特徴的なものから3種選んでみました。
そしてそれぞれ「どうしてこうなるのか」という“味が決まる鍵”を、自分なりに書いてみようと思います。
レシピ1:キャロット・ラペ
タサン志麻さんのこのレシピは、にんじんを細切りにしてドレッシングで和えるフレンチ定番のサラダですが、タサン志麻さん独特の工夫が効いています。
- にんじんの甘みを活かすために、まず塩をふって少し置いたりして“余分な水分を出す”工程が入っていたりします。たとえば記事では「炒める前に食材に塩をふると旨みが出る」という、フランス料理の基本の話が出ています。
- ドレッシングのバリエーションが豊かで、「基本のフランス風」だけでなく、ナンプラー使用の「タイ風」、クミン使用の「モロッコ風」など、味の変化があるのも楽しさの秘密ですね。
- 素材が “家にあるにんじん” という日常食材であるにもかかわらず、味付けのひと手間(塩で引き出す・ドレッシングで味変)で「サラダの域」を超えて、「手の込んだ一品」感を出しているところがタサン志麻さんらしいと思います。
- 見た目も鮮やかなので、「彩りがいい=食欲がそそられる」という第一印象もプラスされるんですよね。僕もにんじんサラダが出てくるとついつい手が出るタイプなので共感します(笑)。

タサン志麻レシピ『キャロット・ラペ』:telling公式サイトより
ポークソテー粒マスタードソース
こちらもタサン志麻さんのレシピ一覧に挙がっていた品です。
- 厚切りの豚ロース肉を使って、まず肉そのもののジューシーさを活かす調理がされています(表面をしっかりソテーすることで旨みを閉じ込める)。
- そして“粒マスタードソース”という、ちょっと “プロっぽい” 味付けが入っていて、肉の脂+マスタードの酸味・辛みがうまく噛み合っています(粒もアクセントになりますね)。
- 志麻さんのレシピの特徴として「家にある定番食材を使いながら、味付けでひとひねり」というスタイルがよく出ていて、このレシピもその典型だと思います。普通に豚肉+塩こしょうでも十分ですが、マスタードという “味の仕掛け” で、なるほどねぇ〜(笑)となりますよね。
- ソースを別に作る・味を変化させるという手間を入れても “家庭で可能な範囲” に収まっているからこそ、「すごい!」と思うと同時に「家でもできそう!」と感じられるのだと思います。

タサン志麻レシピ『ポークソテー粒マスタードソース:みんなのきょうの料理公式サイトより
サバ缶のコチュジャンドレッシング
少し変化球ですが、こちらも記事で紹介されていたもので、タサン志麻さんらしい「素材を身近なものに」「でもひねりあり」の好例だと思います。
- サバ缶という “手軽な素材” を使っている点がまずポイント。「缶もの=手抜き?」ではなく、「缶もの+味付けで変身」という発想が“家庭料理をレベルアップ”させてくれます。
- コチュジャンドレッシングという“味の濃さ・アクセント”があることで、野菜とサバ缶という素材がぐっと映えます。味のメリハリがあると、満足度が上がるんですよね。
- 時短かつ材料少なめであること。記事では「5分もあればできる」という記述もありました。手早くおいしくできるレシピは、忙しい家庭にとってまさに神レシピ!(笑)
- そしてもう一つ、サバの旨み+コチュジャンの辛味という“ギャップのある組み合わせ”が、「あ、こんな組み合わせありなんだ!」と料理を楽しむ気持ちがくすぐられます。まさに「なぜそんなレシピを作れるのか?」の答えの一端がこの辺にも隠れているんじゃないかな?と思わせますね!

タサン志麻レシピ『サバ缶のコチュジャンドレッシング』:ヨムーノ公式サイトより
なぜ「どこにでもある素材+ひと手間+味の仕掛け」で美味しくなるのか?
上のタサン志麻さんの3つのレシピ例から共通して言えることを、ちょっと整理してみますね。
- 素材を活かす:例えばにんじんの甘み・豚肉の脂・サバ缶の旨み、といった “素材そのものの良さ” をまず引き出しているんですね。タサン志麻さんが「炒める前に塩をふる」など、素材の下準備をきちんとしているという記事もあります。
- 味の変化・アクセントを入れる:ただ塩こしょうではなく、マスタード・コチュジャン・変化系のドレッシングなど「ちょっとした仕掛け」が入っている。そうすると “普通” が “おいしい” になるんですね…
- 段取り・手数を抑える+家庭用に落とし込む:大がかりな調理でなくても、家庭でできる範囲に “プロ技” を落とし込んでいるという感じがします。例えば「家にある材料で」「短時間で」「手順を掛けすぎない」など。タサン志麻さんのレシピ紹介記事でもこの点が強調されていますよね。
- 見た目・食べる側の気持ちを考えている:彩り・食感・味のメリハリ・盛り付けなど、食べるときのワクワクも考えられているんですよね。料理って「味だけ」じゃなく「見た目」やそれによる「気持ち」も大事だなぁと思います(なかなかできませんが…)。
- 自由な発想を持っている:たとえば “缶もの+辛味” とか “にんじんサラダを味変+国際風” とか、素材だけでなく味の “ひねり” があると、記憶に残るし「自分もやってみよう!」と思えますよね。これは修行や経験の蓄えがあるからこそ出てくる発想だと思います(台無しにする可能性もあるので要注意ですが笑)。
伝説の家政婦・タサン志麻まとめ
そんなわけで、伝説の家政婦・タサン志麻さんの経歴、レシピの秘密・なぜ人気?なぜ美味しい?について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
- 伝説の家政婦・タサン志麻のざっくり経歴:タサン志麻さんは高校卒業後、料理学校へ入学、その後フランス校ヘ…フランスでも修行した後に東京のフレンチ老舗・ビストロなどで15年修行。その後、家政婦を経て現在の家庭料理のプロになっていったんですね。
- 伝説の家政婦・タサン志麻のレシピの秘密とは?:タサン志麻さんの料理人のプロとしての基礎力と、家政婦で養ったその家族と冷蔵庫の中身を把握する力、フレンチを日本の家庭料理に翻訳する力、などの総合力がそのレシピに集約されているんでしょうね。
- 伝説の家政婦・タサン志麻のレシピはなぜ人気?美味しいの?:素材を活かし、アクセントを添え、段取りを考えて家庭料理として落とし込む、という一連の流れでタサン志麻さんのレシピは、「美味しそう」「できそう」「自分もやってみよう」という思考になっていくのだと思います。
僕自身、「料理ってどうして “おいしい” って感じるんだろう?」と考えることがあるのですが、
タサン志麻さんのレシピを見ていて思うのは、「安心できる素材+少しの驚き」で味のコントラストが生まれて、それが “おいしさの記憶” に繋がるのかな?ということですね。
たとえば「にんじんサラダ=いつも家にあるもの」だとしても、
「味変ドレッシング/塩で甘みを引き出す」など “ひと手間” を加えるだけで「おっ、いつもと違うゾ!」となるんですよね(笑)
タサン志麻さんはその「いつもとちょっと違う」を量産できる人なんだな、と今回の記事をまとめていてますます感心しました。
これからも僕らが驚く、シンプルかつ大胆な組み合わせのレシピを作り上げていって欲しいですね!
応援しています。
今日もありがとうございました!
 
  
  
  
  

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