今回の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』は2時間スペシャル!
芦田愛菜ちゃんがサグラダ・ファミリアの謎に挑みます!
中でもサグラダ・ファミリアのとある壁に刻まれている4×4の数列が気になります!
サグラダファミリアはかのアントニオ・ガウディの未完の建築として有名ですが、
(アントニオ・ガウディ没後100年に当たる2026年には完成と言われていましたが…)
ガウディサインとして、そこここに謎が隠されています。
そのサグラダ・ファミリアの謎の一つがこの4×4の数列で、魔方陣とも呼ばれています。
(魔法陣じゃないですよ、魔方陣です)
ここではこの魔方陣について調べてみましたので、良かったら最後までお付き合いください!
サグラダ・ファミリアの数列どこに有る?
サグラダファミリアの問題の数列とは何か?というと…
4マス×4マスの行列(マトリックス)ですね。
これです↓

サグラダファミリアの魔方陣:Wikipediaより
で、これがどこに有るかというと、サグラダファミリアの西側の門(ファサード)にある、比較的直線的なデザインで構成された塔の左下の辺りに有ります。
サグラダファミリアの平面図でいうと、この↓図の左側がその西側のファサードになります。

サグラダファミリア平面図
この塔は『受難のファサード』と呼ばれる部分で、 ガウディが亡くなってからカタルーニャ出身の彫刻家スビラックスによって装飾が施されたといわれています。
キリストの苦悩や悲しみを表現しているとのことで、直線的なデザインが特徴ですね。
その「受難のファサード」を正面からみるとこんな感じ↓

受難のファサード
この左下から順番に逆Sの字に上へ辿っていくと… 最後の晩餐から始まり・イエス・キリストが捕えられ・裏切られ・鞭打たれ・磔にされ…という一連の流れが分かる仕掛けになっていると。

受難のファサード公式説明ボード
この1〜14までのエピソードの主題は以下のとおりです。
- 最後の晩餐
- イエスの捕縛
- ユダの裏切り
- 鞭打ち
- ペテロの否認
- この人を見よ
- ピラトの判決
- キリストの失墜
- 聖顔布を手にする聖ヴェロニカ
- 聖ロンギヌスの馬
- キリストの服を賭けて遊ぶ兵士たち
- キリストの磔刑
- 十字架降架
- キリストの昇天
この3番目の『ユダの裏切り』の部分にイエスに接吻するユダの彫刻が刻まれ、その脇に例の魔方陣が描かれている、という配置になっています。

ユダの接吻と魔方陣
ちなみにこの『受難のファサード』の反対側、東側には『生誕のファサード』と呼ばれるキリストの誕生を表すファサードがあります。
こちらはガウディ生前の作品で、受難のファサードとは対照的に複雑で有機的な彫刻で仕上がっています。
さらにちなみに、サグラダファミリアの正面と言われている南側には『栄光のファサード』と呼ばれるキリストの栄光を描いたファサードが作られる予定です(現在工事中)。
なぜサグラダ・ファミリアのこれらのファサードがこのような配置になっているかというと、東から陽が上り(誕生)、南で太陽が燃え盛り(栄光)、西に沈む(受難→死)、というキリストの一生を表しているということです。
またサグラダファミリアは「石でできた聖書」とも言われていて、これらのファサードに刻まれた彫刻を順番に辿っていくと、イエス・キリストの生涯=聖書、が分かるらしいです。
上で紹介した受難のファサードのとおりですね。
通常のキリスト教の教会って、これに当たるものをステンドグラスで表現していますよね。
ステンドグラスに聖書の各場面を描きこんでいて、それらを順番に見ていくと聖書になっていると。
サグラダファミリアにもステンドグラスはもちろん有りますが、メインはこれらのファサードに刻まれた彫刻ということなんでしょうね。
当初(というか10年くらい前?)、2026年には全体が完成の予定と言われていましたが、現在では2026年にはイエス・キリストの塔が完成し、その10年後を目処に最後の栄光のファサードが完成する予定とされています。
サグラダ・ファミリアの数列は魔方陣?
ではこの数列(マトリックス)は何なのか?ということですが…
勘のイイ方、もうお分かりですね(笑)
このマトリックスの各数字、縦・横・斜め・4隅…などなど、4つの数字を選んで足してみると…
そう、全て【33】になる、というものですね。
…選択した場所によっては33にならない所もありますが、だいたい、ほとんどの場所で4つの数字の和が33になりますね。
実はこれには元ネタがあって、4桁×4桁の16個の数字1〜16を重複なく全て使ってマトリックスを作り、その縦・横・斜めの和が【34】になる、という魔方陣がベースなんですね。
例えば、
1 | 15 | 14 | 4 |
12 | 6 | 7 | 9 |
8 | 10 | 11 | 5 |
13 | 3 | 2 | 16 |
こんな感じです。
縦・横・斜め、とかこのマトリックスの中心から点対称の位置にある数字4つの和は全て【34】になります。
この4×4の場合、和が34となる数字の並べ方の組み合わせは880通りあるとか。
数学の世界では有名というかベーシックな問題らしいので、ご興味有る方は足を踏み入れてみたら…
結構沼地かも知れませんよ(笑)
んで、話を戻すと、サグラダファミリアの魔方陣は、見て分かるように、
1 | 14 | 14 | 4 |
11 | 7 | 6 | 9 |
8 | 10 | 10 | 5 |
13 | 2 | 3 | 15 |
2と16が無く、10と14が重複していますよね。
こういう細工をすることで、4つの数字の我が【33】になるように仕込んでいるということです。
サグラダ・ファミリアの魔方陣の33とは?
というわけで、『じゃぁその【33】って何なのよ!』と思いますよね。
これは、イエス・キリストが亡くなった歳が33歳だったということを表しているとのことです。
…ここまで引っ張ってきてそれだけ??という感じがしないでもないですが(笑)
この33という数字には、他にもアントニオ・ガウディにまつわる様々な意味が込められているとも言われています。
とは言っても、この「受難のファサード」はガウディ没後に建設が開始されていて、彫刻を担当したのはカタルーニャ人の彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラックスと言われています。
この魔方陣もスビラックスが作ったと言われていますので、そこにガウディの謎が隠されているのかどうかは??な状態です。
この辺について、『博士ちゃん』の番組の中で突き止めてくれると面白いですよね!
サグラダ・ファミリアの魔方陣まとめ
さてさて、ここまでサグラダファミリアの魔方陣について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
- サグラダファミリアの数列どこに有る?:受難のファサードの左下、3つ目のエピソード「ユダの裏切り」の彫刻の横に有ります!
- サグラダファミリアの数列は魔方陣?:通常の4×4の魔方陣は1〜16の数字を重複なく全て使って、4つの数字の和が34になりますが、サグラダファミリアの魔方陣は2と16が無く、10と14が重複しています。4つの数字の和は33です。
- サグラダファミリアの魔方陣の33とは?:イエス・キリストが亡くなった33歳ということに因んでいるようですが、この数字にアントニオ・ガウディの他の謎が隠されているという噂も…番組に期待です!
そうそう、お土産でこんな魔方陣のピンバッジがあるそうです。

魔方陣ピンバッヂ
ちょっとこれ欲しいかも(笑)
僕自身は学生時代にサグラダファミリアの見学に行き損ねているので、いつか行けたらいいなぁと思っています。
その頃にはサグラダ・ファミリア全体が完成していると嬉しいですね!
世界遺産を維持しながら作り続けている皆さんを応援していきたと思います。
ありがとうございました!
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