
今回の『奇跡体験!アンビリバボー』では、キリンホールディングスの研究者、藤原大介(ふじわらだいすけ)さんと、城内健太(じょうないけんた)さんが執念で見つけ出した、未知の乳酸菌についてのお話です!
この「未知の乳酸菌」はすでにキリンから市販されている「健康機能性食品」iMUSEシリーズに含まれている、【プラズマ乳酸菌】なんですね。
このプラズマ乳酸菌は、免疫機能を強化して未知の感染症を含むインフルエンザや新型コロナ感染症などを予防しパンデミックを抑える効果が期待できるというなんとも夢のような乳酸菌。
というわけで今日はこの「プラズマ乳酸菌」について、【超】簡単に解説してみたいと思います!
良かったら最後までお付き合いくださいね!
プラズマ乳酸菌 超簡単解説!
…と言うわけで、ちょっと興味深いお話を、ゆるりとした感じでお伝えしますね。
題材は、乳酸菌の一種である Lactococcus lactis subsp. lactis JCM 5805、通称「プラズマ乳酸菌」です。
そして、この菌を中心に研究された研究者、藤原大介さんと 城内健太さんのお話も。
今回は
- 「プラズマ乳酸菌はどうやって発見されたの?」
- 「プラズマ乳酸菌はなぜ注目されたの?」
- 「プラズマ乳酸菌はんなふうに活かせるの?」
- 「プラズマ乳酸菌とうやって摂るの?」
という4つの柱を、できるだけ簡単に親しみやすく、丁寧に掘り下げてみようと思います。
プラズマ乳酸菌の発見の経緯
さて、まず発見の裏側から。
藤原大介さん・城内健太さんらの研究チームでは、「安全性の高い乳酸菌」の中に、『ウイルスなどの侵入に対して“免疫を応援する”ものがあるのでは?』という仮説を立てていました。

キリンホールディングス藤原大介:キリン公式サイトより
ポイントとなったのが、いわゆる免疫の“司令塔”的な細胞、プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)というものです。
藤原大介さん・城内健太さんらの研究チームは、「もしこの免疫の司令塔『pDC』を活性化できる安全な乳酸菌があれば、ウイルス種を問わず免疫の支援になるかもしれない」と考えていたようです。

小岩井乳業 城内健太:キリン公式サイトより
実際、125株ほどの乳酸菌(加熱処理などされた死菌体も含むもの)を使って「この菌体を処理したら免疫の司令塔『pDC』がどれくらいインターフェロン(ウィルスの増殖を抑えるタンパク質)を出すか?」というスクリーニングを行ったところ、JCM 5805というたった一つの株が“これだ!”という反応を見せました。
そこからさらに、マウスにこの菌株を与えて「免疫の司令塔『pDC』の活性が上がるか・ウイルス感染モデルで防御効果はあるか」を確認しました。
その後、ヒトを対象にした臨床試験も実施。
こうして研究が「基礎 → 動物実験 →ヒト臨床 →製品化」の流れへつながったというわけですね。
超簡単に書きましたが、100種類以上ある菌株一つひとつに対して試すんですから、ちょっと僕なんかには想像できない忍耐力が必要なんじゃないかな?と思います。
研究チームとして、藤原大介さん・城内健太さんらがそんな常人じゃない“見つける探求”を地道に続けてきたことが印象的です。
さらに藤原大介さん・城内健太さんが「こういう菌を探していた」だけでなく、「これをどう加工して、どう安全に使えるか」まで考えるところが、食品メーカであるキリンホールディングスの研究なんだなぁと思いました。
ただの研究だけじゃない“実用化”・“商品化”への意思なんだなぁという感じですね。
プラズマ乳酸菌発見の意義
では、この発見がなぜ“意義深い”のかを、ざっくり整理しますね。
- 一つ目は、「免疫の司令塔『pDC』という免疫の初動を担う細胞に直接働きかけられる可能性がある」という点。従来、乳酸菌が免疫細胞に働きかける研究はあったものの、pDCを明確に指標にして、かつ乳酸菌でそれを達成するという方向はあまりなかったようです。
- 二つ目は、「加工・応用しやすい」というところ。この菌株は生きている菌(生菌)でなくても、加熱した死菌体でも免疫の司令塔『pDC』を活性化するという報告があります。これ、食品として扱いやすいらしいです。保存・流通・安全性の観点で、死菌体で効くのは大きなメリットです。
- 三つ目は、「理論・実験・臨床・実用化」という“流れ”が整っているということ。つまり、ただ面白い発見で終わっていない。基礎研究が実験・臨床にバックアップされ、さらに製品として展開されているという点で、応用への可能性がかなり具体的です。
僕はこのあたりに「研究が実際に社会に向かっている」というワクワクを感じました。
食品レベルで“免疫支援”のために使えるというのは、僕たちの日常に近いところで、頼もしさがあるなと思いませんか?
プラズマ乳酸菌は何に効果が有るの?
では次に、このプラズマ乳酸菌は「具体的に、こんなふうに使えるのかな?」というところです。
ここ、重要ですよね。
研究・報告を元に整理してみます。
主に報告されている効果
- 健常成人を対象にした試験で、一定期間この菌株を含む食品を摂取すると、免疫の司令塔『pDC』が活性する指標(例えばMHC class II/CD86など、免疫を機能させる分子のようなもの)が低下しにくいというデータがあります。つまり“免疫が疲れてきそうなとき”のサポートとして働きそうです。
- マウスのウイルス感染モデル(例えばパラインフルエンザウイルス(軽い風邪様のウイルス))では、この菌株を与えた群が生存率改善を示したという報告が出ています。経口投与によって腸からpDCが活性化され、さらに肺における抗ウイルス因子の発現も上がったというデータがあるそうです。
- また、「風邪・インフルエンザ様症状の日数や頻度が一部のヒト試験で減少した」という報告もあります。だから、“元気だけど最近ちょっと疲れ気味”とか“風邪気味かな?”というときに、「免疫の初動を少し支えておこう」という選択肢として考えられます。
つまりこのプラズマ乳酸菌は、ある特定のウイルスにしか効果を発揮しないというわけではなく、元々人体に備わっている免疫機能そのものを活性化させるというものなんですね。
このプラズマ乳酸菌を摂取することで、いわゆる風邪やインフルエンザ、新型コロナ感染症などに対する免疫強化が期待されています。
少し控えめに考えると
もちろん、このプラズマ乳酸菌、万能ではありません。ここ、大事なところですね。
- 現在のデータは主に健常な成人を対象にしており、高齢者・子ども・免疫機能が低下している人(免疫抑制状態など)への効果はまだ十分に検証されていないという記述があります。だから「誰にでも同じように効く」と断言するのは控えるべきですね。
- また「これを摂れば絶対風邪ひかない!」というわけでもなく、「風邪・インフルエンザ様症状が出る日数を少なくできる/頻度が少なくなる可能性がある」という程度の効果です。
- 用量・期間も“このくらい使えばOK”という明確な万人向け基準が確定しているわけではないので、こんな条件の人はこれくらいの用量で、という目安は今のところ無いということですね。
なので僕としては、「最近少し疲れがたまっているな」「ちょっと免疫が落ち気味かも」と感じるときの“ちょっとした備え”として、このプラズマ乳酸菌が選択肢に入るのは良いなあ、と思います。
寝不足が続いた時なんかに、(気休めかも知れませんが…)このプラズマ乳酸菌を摂取しておくと少し心強いかも知れませんね。
乳酸菌といえば「お腹にいい」「腸活」のようなイメージが強いですけど、「免疫の司令塔に働きかける」という視点が入ると、ちょっと世界が広がりますよね。
プラズマ乳酸菌は何に入っているの?
ではこの藤原大介さん、城内健太さんの地道な努力によって発見されたこのプラズマ乳酸菌は、いったいどうやったら摂取できるのでしょう?
これがもう既にキリンさんが商品化している「iMUSE(イミューズ)」というブランドに、「機能性表示食品」として含まれているんですね。
ラインナップは飲料・ヨーグルト・サプリメントと、幅広く展開していますので、シーンに応じて選択できそうです。
僕も今までこのiMUSEについて、全然知らなかったのですが、これからちょっと気にしてみようかな?と思います(笑)

iMUSE商品ラインナップ:キリンiMUSE公式サイトより
プラズマ乳酸菌まとめ
というわけで、プラズマ乳酸菌の免疫強化・感染症予防効果について改めて整理すると…
- プラズマ乳酸菌発見の経緯:発見のきっかけは「安全性の高い乳酸菌の中に、免疫の司令塔『pDC』を活性化できるものがあるのでは?」という仮説。藤原大介さん・城内健太さんらがこの仮説を地道に検証し、JCM 5805株(プラズマ乳酸菌)を選抜しました。
- プラズマ乳酸菌発見の意義:この発見の意義は、“pDCをターゲットにできる乳酸菌”という新しい視点と、加工・応用がしやすい素材であり、かつ臨床・製品化までつながっているという“実用力”にあります。
- プラズマ乳酸菌な何に効果があるの?:効果としては、免疫応答の初動を支援する可能性があり、特に“ちょっと疲れてる”“最近風邪気味かも”と感じるときに、「使ってみようかな」という選択肢になると思います。ただ、万能ではないので、「普段の生活習慣(睡眠・栄養・運動など)を整える」のが前提だと捉えておいたほうがいいでしょう。
- プラズマ乳酸菌は何に入っているの?:そしてこのプラズマ乳酸菌は、キリンホールディングスから展開されているiMUSEの各食品・飲料・サプリメントに含まれています。機能性表示食品ですので、手軽に摂れるのが良いですよね。
毎日の暮らしで、免疫力を完璧に守るというのはなかなか大変ですが、「ちょっと応援してあげる」くらいなら、こうした素材も使えますよね。
僕も「こういう乳酸菌があるんだなあ」と知っておいて、疲れが続いたときには“選択肢”として頭に入れておきたいと思っています。
そんな毎日の暮らしを支える藤原大介さんや城内健太さんのような研究者さんたちを応援しています!
今日もありがとうございました!


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