
福岡県内の空手道場で、教え子の女子児童らに対し不同意性交等や不同意わいせつ行為を繰り返したとして起訴されていた元空手道場経営者の永末哲也被告。
福岡地裁小倉支部の三芳純平裁判長はこの事件において、永末哲也被告に懲役24年の判決を言い渡しました。
まずはっきりさせておきたいのが、この懲役24年は「実刑判決」だという点です。
執行猶予は付いておらず、刑が確定すれば永末哲也被告は刑務所で服役することになります。
この判決、求刑は懲役30年でしたが、判決としては懲役24年と6年短くなっているんですね。
今日はこの点、なぜ求刑30年に対し6年も短くなったのか?
この判決を言い渡した裁判官、三芳純平裁判長とは何者か?学歴・経歴について、
見ていこうと思います。
永末哲也の判決内容|求刑懲役30年・判決懲役24年の重み

懲役24年判決の永末哲也被告:山陽新聞より
求刑は懲役30年|日本の性犯罪でも極めて重い量刑
検察側は、永末哲也被告に対して懲役30年を求刑しました。
これは日本の性犯罪事件の中でも、上限に近い非常に重い求刑と言われています。
被害者は8人。犯行は長期間にわたり、回数も多数。
さらに、永末哲也被告が行為を撮影した画像・動画は500件以上にのぼるとされています。
判決は懲役24年|それでも「極めて重い実刑判決」
福岡地裁小倉支部が永末哲也被告に言い渡した判決は懲役24年。
求刑より6年短くなったものの、これは紛れもない実刑判決であり、決して軽いものではないということです。
三芳純平裁判長は永末哲也被告の犯行について、
「ほぼ無抵抗の被害者に一方的に辱めを与える陵辱的な行為」
「手口は狡猾で卑劣」
と強い言葉で非難しています。
なぜ減刑?求刑30年から判決24年になった理由
気になるのが、「なぜ求刑30年から24年に減ったのか」という点です。
この点について、報道では具体的な減刑理由は明示されていません。
裁判では一般に、
- 検察の「求刑」
- 裁判所の「量刑判断」
は必ずしも一致するものではなく、裁判官が法律や過去の判例、事件の個別事情を踏まえて判断します。
一般論としては、被告の年齢や前科の有無、更生可能性などが考慮されることもありますが、
本件でそれらがどの要素が影響したのかは公表されていません。
そのため、「求刑より短くなった=甘い判決」というわけではなく、
裁判所が量刑裁量の中で24年が相当と判断した結果、と見るのが適切と言われています。
永末哲也は控訴できるのか?
今回の判決について永末哲也被告は控訴できるのか?といば、
懲役24年の実刑判決に対して控訴する権利はあります。
控訴に関するポイント
🔳 控訴できる期間
判決の言い渡しから 14日以内
🔳 控訴先
福岡高等裁判所(福岡地裁小倉支部の判決なので、高裁に行きます)
🔳 控訴するとどうなる?
高裁では、
- 量刑(24年が妥当か)
- 事実認定や法解釈に誤りがないか
などが審理されます。
控訴で刑が軽くなるのか?
今回の事件は、
- 被害者が多数(8人)
- 犯行期間が長い
- 内容が極めて悪質
- 地裁が「性犯罪の中でも格別に悪質」と明確に評価
という事情がそろっているため、
控訴したからといって、大幅に刑が軽くなる可能性は高くないと見るのが一般的です。
とは言っても弁護側は、
- 1~数年程度の減刑を求める
- 量刑判断の妥当性を争う
といった形で控訴するケースは、実務上は珍しくありません。
こういった被告を弁護する(しなければならない?)弁護士って…
といつも複雑な気持ちになりますよね。
三芳純平裁判長とは何者?学歴・経歴・プロフィールまとめ

福岡地裁小倉支部・三芳純平裁判長:RKB毎日放送より
判決を言い渡した裁判官は三芳純平裁判長
福岡地裁でこの判決を言い渡したのが、三芳純平裁判長です。
ニュースでは名前だけが出がちですが、
三芳裁判長は司法の現場で長年経験を積んできたベテラン裁判官です。
三芳純平裁判長の学歴について
三芳純平裁判長の出身地や出身大学などの学歴は公表されていません。
これは裁判官という職業の性質上、個人情報が積極的に公開されないためです。
ただし、司法修習期は第57期であり、
ここから法曹として20年以上のキャリアがあることがわかります。
三芳純平裁判長の経歴|地方裁判所で積み重ねた実務経験
判明している主な経歴は以下のとおりです。
- 大阪地裁で判事補としてキャリアをスタート
- 福井・名古屋・広島など各地の地裁・家裁で勤務
- 名古屋地裁で刑事事件を担当
- 福岡高裁で控訴審を経験
- 現在は福岡地裁小倉支部・刑事部の総括裁判長
都市部だけでなく地方裁判所でも経験を積み重ねてきた、
いわば王道で堅実な裁判官キャリアと言えそうです。
まとめ|懲役24年は実刑、重い責任判断が示された判決
今回の永末哲也被告の裁判では、
- 求刑:懲役30年
- 判決:懲役24年(実刑)
- 執行猶予なし
という非常に重い判断が下されました。
その判断を行った三芳純平裁判長は、
派手さはないものの、長年現場で積み重ねてきた経験をもとに、
冷静かつ厳格な量刑判断を示した裁判官だと言えるのでしょう。
とは言え、我々一般市民にとっては、求刑から懲役年数が減った→減刑では?
という印象が拭えませんよね。
被害者の親御さんからしたら尚更だと思います。
引き続き、裁判の行方を見守っていきたいと思います。
今日もありがとうございました。


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