今回の『世界!ニッポン行きたい人応援団』には、ローマから豆腐を作りに管理栄養士さんが来日!
京都の老舗豆腐店「とようけ屋山本」で修行をするロベルタさん、ローマでも週3で豆腐を手作りしているそうですが、なかなか日本の豆腐のようにならないとのこと。
今回の豆腐店での修行で美味しいお豆腐が作れるようになるのでしょうか?
これは楽しみですね!
それはそうと、イタリアでは今、日本の豆腐がブームということで、イタリアのスーパーでも
何種類かの豆腐を買うことができるそう。
ところがイタリアのスーパーで買えるお豆腐はお値段が高い、食感がイマイチ、まずい… などなど、
あまり評判はよろしくないようです…
ロベルタさんが手作りしているのもそんなイタリアのお豆腐事情もあるのでしょう!
というわけで、今日はイタリアのスーパーで売られているお豆腐について、ちょっと調べてみましたので、ご興味ある方はちょっと見ていってくださいね!
イタリアの豆腐ってどんなの?
イタリアでの豆腐の立ち位置なんですが、大豆という植物性タンパク質で作られた、
ヘルシーで健康的な食材として人気なんですよね。
日本に居てもまぁこれくらいの認識は誰もが持っていると思いますが、海外、特に欧米では、
ビーガンやベジタリアンという食習慣の方々が結構いらっしゃって、そんな方々にとっての
最適な代替食品として人気が高まっているそうです。
特に牛乳を使わずにチーズのようになるということで、イタリアでは「大豆のチーズ」とも呼ばれて、ベジタリアンの方にとっては、乳製品の代わりとして大人気なんだとか。
というわけで、イタリアでも当然、スーパーに行けば数種類の豆腐が手に入るわけなんですが、
だいたい、「かたい」か「やわらかい」の両極端なんだそう。
日本のお豆腐も、木綿はちょっと固めだし、絹漉しは柔らかめ、ですが、
木綿は箸で簡単に持てる&簡単に切れる、絹漉しは箸で持つのに気は使うけど持てなくもない…
という絶妙なラインがありますよね。
イタリアのお豆腐は「かたい」やつはとことん固い&ゴワゴワ、
「やわらかい」やつはもうクリームみたい、らしいです(マスカルポーネチーズみたいな)。

Italian Tofu Salad:hodofoods.comより
これはハーブを豆腐に練り込んだものを、サラダにしたものですね。
これはこれで美味しそうですが、豆腐はやはりちょっと固そう…
さらにトマトを練り込んだ豆腐もあるということなのですが…

トマトを練り込んだ豆腐:日本食糧新聞より
こんな感じ。
これはこれでなんだかちょっと食べてみたい感じがしますね!
きっと我々日本人が思う豆腐とは違う感じなんでしょうけど、ちょっと興味をそそりますよね!
そしてこれらを売っている風景がこんな感じですね。

フレーバー豆腐?:Taifun-Tofuより
それぞれ、オリーブとトマトとバジルでしょうかね。
お値段が3.43ユーロ(恐らく200g)ということですから、1ユーロ=175円とすると、約600円!
番組の中でもロベルタさんは豆腐一丁700円と言っていましたから、一丁は大体300g前後なので、
まぁ、同じような価格帯ですよね。ちょい高い!(泣)
とまあ、この辺がイタリアのスーパーで普通に売られているお豆腐ということなんですが、
日本で食べるようなお豆腐は無いのでしょうか?
イタリアで日本風の豆腐はないの?
というわけで、やはりイタリアに暮らす日本人の方々は、日本で売っているようなお豆腐が食べたい!
ということで、皆さん探したり、各メーカーさんも頑張っていたりするんですね。
イギリス製のお豆腐

Organic Japanese Silken Tofu:Clearspring社公式サイトより
まずこちらはイギリスのメーカらしいのですが、かなり日本の豆腐に近いらしいです。
サイト内の動画でも、ツルンとした絹漉し豆腐という感じで美味しそうですね!
お値段は多分イギリス国内の値段で、300gで2.29ポンド=約450円ですね。
これがイタリアに入ると、関税とか掛かって、600円〜700円になっちゃうのかもですね…
日本製のお豆腐
また日本から輸入している豆腐がこちら。

ずっとおいしい豆腐:さとの雪公式サイトより
「さとの雪」さんの「ずっとおいしい豆腐」ですね。
こちらなんと常温で1年間保存できるというすぐれもので、しかも美味しいということです。
藤竜也さん主演の映画された映画「高野豆腐店の春」(2023年8月公開)がヨーロッパの映画祭に出品された際、監督が授賞式でこのお豆腐を宣伝したそうです(笑)
このお豆腐のイタリアでのお値段は分かりませんでしたが、ドイツで300gで2ユーロということでしたから、だいたい350円くらいでしょうか?
なかなか良心的なお値段かと。
イタリア製のお豆腐
なんとイタリアでも日本風のお豆腐を作っているんですね!その名も『大谷豆腐店』
30年くらい前にローマに住んでいたという大谷るりこさんという方が、自分で豆腐を食べるように作っていたんだとか。
それがローマ現地で暮らす日本人の間に広がり、ついに日本から豆腐を作る機械を取り寄せて、1990年頃から豆腐屋さんを始めたそうです。

大谷豆腐:tofu-bio-otani公式サイトより
こちらはしっかりとした木綿のお豆腐のようですね。
これはこれで美味しそう!
今では大谷さんは日本に帰国されたそうですが、長く大谷豆腐店で働いていたイタリア人男性が、大谷さんの志しを受け継いで、お豆腐を作り続けているそうです。
こちらお値段は3.9ユーロ=680円くらいですね。きっと小さい工場でしょうから、あまり値段は下げられないんでしょうね…
有機大豆、にがり、水:これらが当社が使用する唯一の原材料です。当社はイタリアで唯一、日本の伝統的な職人技を忠実に守り続ける製造元です。
tofu-bio-otani公式サイトより
イタリア豆腐事情まとめ
というわけで、イタリアのお豆腐事情について、ちょっと調べてみました!
いかがだったでしょうか?
- イタリアの豆腐ってどんなの?:イタリアで普通に食べられているお豆腐は、ちょっと固くてボソっとした感じのと、クリームのような柔らかいヤツ、という感じみたいですね。固いのはオリーブやトマト、バジルが練り込んであって、これはこれで美味しそうです!
- イタリアで日本風の豆腐はないの?:日本風のお豆腐もありましたね!イギリス製、日本製、イタリア製、とそれぞれ美味しそうなお豆腐でした。
イタリアのお豆腐はまずい?なんていうネット上の意見もあるみたいで、確かに冷奴的な食べ方だとイマイチかも知れませんが、
イタリアでの食べ方に倣って食べれば、それはそれで美味しいのではないかな?と思います。
個人的にはあのトマト練り込んであるお豆腐が食べてみたいです(笑)
でも日本からイタリアに輸入したお豆腐「ずっとおいしい豆腐」が350円くらいというのは驚きですね!
まぁそれでも日本での値段に比べれば高いですけどね…
海外でももっと気軽にリーズナブルに日本食が食べられるようになると良いですよね!
そんな企業さんを応援したいと思います!
今日もありがとうございました!
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