
今回の『カンブリア宮殿』に登場するのは、「ユニバーサル園芸社」の会長、森坂拓実(もりさか たくみ)さんです!
調べてみるとこの森坂拓実さん、ただの園芸会社の経営者ではありません。
20歳で起業し、六畳一間から会社を育て上げ、東証上場まで導いた人物なんです。
さらに森坂拓実さん、今は、「宇宙に緑を届ける」というとんでもなくスケールの大きな目標を掲げています。
というわけで今日は、森坂拓実さんの学歴・経歴・経営理念を軸に、なぜこの人が今トレンドとして注目されているのかについて、ちょっと見ていきたいと思います。
良かったら最後までお付き合いくださいね!
森坂拓実のプロフィール|ユニバーサル園芸社の創業者
- 名前 :森坂 拓実(もりさか たくみ)
- 生年 :1948年(昭和23年)
- 出身地:福井県
- 役職 :株式会社ユニバーサル園芸社 代表取締役会長
- 経営理念・座右の銘:人生二度なし
森坂拓実さん、肩書きだけ見ると「すごい経営者」ですが、実際の印象はかなり地に足のついた実務派なんです。
この後の経歴を知ると、その理由がよくわかります。
森坂拓実の学歴|出身高校・大学は?
高校卒業後、迷わず社会へ
森坂拓実さんは、福井県で育った後、父親の仕事の関係で千葉県船橋市に引っ越します。
中学・高校とその千葉県で過ごしましたが、大学へ進学する道を選んではいません。
森坂拓実さんは高校時代にお金がない中、自転車で旅をし、関東近郊の山にいくつも登っては将来の自身の姿を思い描いていたといいます。
そして森坂拓実さんは若いうちから働き、造園・園芸の現場で実務を身につけることを選択したんですね。
今の感覚だと「まずは大学へ」という流れが一般的ですが、森坂拓実さんはかなり早い段階で「自分は机よりも現場だな」と腹を決めていたようです。
この森坂拓実さんの実践重視の姿勢が、のちの経営スタイルにも色濃く反映されています。

若かりし森坂拓実:茨木商工会議所公式サイトより
森坂拓実の経歴|六畳一間から始まった物語
20歳で起業|ユニバース園芸の創業
森坂拓実さんが起業したのは、なんと20歳のとき。
千葉県柏市の親戚が営む園芸会社から大阪の大手園芸会社へと転職したのち、1968年に「ユニバース園芸」を創業します。
スタート地点は、森坂拓実さんが寝起きする六畳一間の部屋に、所狭しと並べた植物でした。
自ら植物を管理し、運び、手入れをする毎日。
1970年の「大阪万博」に向けて、大阪の街にホテルや繁華街が整備されていく中、森坂拓実さん自ら飛び込み営業で植物を置かせてもらう交渉をしていたと言います。
いまのような洗練されたビジネスではなく、完全に体当たりの起業だったことが伝わってきますよね。
ユニバーサル園芸社設立とレンタルグリーン事業
そして1974年、森坂拓実さんは事業を法人化し、株式会社ユニバーサル園芸社を設立します。
オフィスや商業施設向けに、観葉植物を「売る」のではなく、レンタル+メンテナンスで提供するビジネスモデルを確立していきました。
「植物は置いて終わりじゃない」この発想が、安定した収益と信頼につながりました。
2012年上場|全国・海外へ事業拡大
そして森坂拓実さんの事業は順調に拡大、「個人経営の園芸屋では終わらせない」と、経営の透明化を目指して2012年には東証JASDAQへ上場します。
その後は海外展開やM&A、「the Farm UNIVERSAL」に代表される、体験型・テーマパーク型の園芸施設にも挑戦していきます。
園芸を「癒し」だけで終わらせず、空間・体験・ビジネスへと昇華させた点が特徴です。
森坂拓実の経営理念「人生二度なし」がすべての軸
森坂拓実さんの経営を貫く言葉、座右の銘であり最強の経営理念でもあるこの言葉…『人生二度なし』。
人生は一度きり。だからこそ、チャンスが来たら迷わず挑戦する。
- 20歳での起業
- 事業拡大
- 上場
- そして次の挑戦──
すべてこの「人生二度なし」という言葉で説明がついてしまうのが面白いところです。
社員や次の世代にも、この考え方は共有されており、会社全体の判断基準にもなってるんですね。

森坂拓実:カンブリア宮殿公式サイトより
宇宙に緑を届ける?森坂拓実が描く50年後の未来
森坂拓実の目標・宇宙ステーション・月・火星と植物
森坂拓実さんが語る長期ビジョンの中で、特にインパクトがあるのが、
「宇宙に緑(植物)を届ける」
という目標です。
場所は、宇宙ステーションかもしれないし、月や火星かもしれない。
どこになるかはまだ分かりません。
ただ一つ確かなのは、人が暮らす場所には、必ず緑が必要になるという考えです。
そこに最初に緑を届けるのはこの森坂拓実さんのユニバーサル園芸社なんだ、という確信です。
「ただ、今のユニバーサル園芸社にはあの『NASA』は発注しない」
「NASAが発注してもおかしくない立派な企業にユニバーサル園芸社はなるんだ」という森坂拓実さんの決意なんですね。
なぜ森坂拓実は宇宙を目指すのか
そしてこの森坂拓実さんの決意、これは突飛な夢物語ではありません。
「あと50年、3代にわたって会社を繁栄させるために、今の延長線上ではなく、未来を見据える」
その結果たどり着いたのが、『宇宙』という目標だった、というわけです。
この目標を掲げることで、森坂拓実さんのユニバーサル園芸社はあと50年、発展し続けられるということです。
地にしっかりと足をつけてきた森坂拓実という人物が語るからこそ、この話、不思議と現実味があるんですよね。
しかも面白いのが森坂拓実さんが創業した「ユニバース園芸」「ユニバーサル園芸」どちらにも共通する「ユニバース=宇宙」という言葉。
創業時から宇宙を意識していたのか?という問いに森坂拓実さん「全然考えてなかった(笑)」と。
でも「きっと無意識の中の意識のどこかに(宇宙が)あったんでしょうね…」とも語っています。
20歳の起業から50年を経て、また原点に帰る。なんとドラマチックな展開なんでしょう…

軌道上のISS(国際宇宙ステーション):JAXA公式サイトより
森坂拓実に家族はいる?私生活について
森坂拓実さんの家族構成や私生活については、公にされている情報は多くありません。
経営者としての姿勢や理念を前面に出し、プライベートはあまり語らないスタンスのようです。
このあたりも、いかにも「人生二度なし」・「仕事は仕事」と割り切る職業人気質を感じます。
森坂拓実まとめ|地に足をつけ、目線は宇宙へ
というわけで、ユニバーサル園芸社会長・森坂拓実とは何者?経歴と哲学『人生二度なし』六畳一間から宇宙へ!を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
- 森坂拓実のプロフィール:森坂拓実さんは1948年に福井県で生まれ現在77歳。父親の仕事の関係で千葉県船橋市に移住しています。
- 森坂拓実の学歴:森坂拓実さんは千葉県の中学・高校に通い卒業、大学には進学せず、千葉県柏市の親戚が営む園芸会社に就職します。
- 森坂拓実の経歴:その後、森坂拓実さんは大阪の園芸会社に転職、20歳にしてたった一人で「ユニバース園芸」を創業します。
- 森坂拓実の経営理念「人生二度なし」:森坂拓実さんの座右の銘であり経営理念でもある「人生二度なし」。この言葉に忠実に、誠実に人生と仕事に没頭する毎日だったんですね。
- 宇宙に緑を届ける?森坂拓実が描く50年後の未来:会社を三代続けるには、それ相応の目標が必要と森坂拓実さんは言います。それが「宇宙へ緑を」。その真意はNASAから発注がきてもおかしくない立派な企業になる、という企業の目標なんですね。
- 森坂拓実に家族はいる?私生活について:森坂拓実さんのプライベートについては公表されている情報がほぼ有りません。
森坂拓実さんは、六畳一間から始めた実務派の経営者でありながら、目線は常に50年先、100年先を見ています。
「人生二度なし」という言葉を、行動で証明し続けてきたからこそ、今も次の挑戦を語れるのでしょう。
ユニバーサル園芸社が、いつか本当に宇宙で植物を育てる日が来たら──
この物語は、さらに面白くなりそうですね。
そんな森坂拓実さん、そしてユニバーサル園芸社を応援していこうと思います!
今日もありがとうございました!
カンブリア宮殿関連記事:











コメント