今回の『オモウマい店』は、東京は東村山の純手打ちうどん店「ますや」が登場です!
「ますや」は知る人ぞ知る武蔵野うどんの純手打にこだわる店主「神山マス(かみやまます)」さんのお店です。
神山マスさんは今年94歳という、いわゆる「卒寿」超え!
それでも今でにうどん打ちはご自分でされるという元気っぷりです。
長年の作業で背中は少々曲がり気味ですが、うどんを打つその手はまだまだ逞しく、笑顔も素敵です!
そんな神山マスさんが打つ純手打の武蔵野うどんとは?神山マスさんは卒寿超えてなぜ元気?
神山マスさんの跡継ぎ(後継者)はいないの?といったあたりについて見ていきたいと思います!
良かったら最後までお付き合いくださいね!
東村山の神山マスの純手打ち武蔵野うどんとは?
武蔵野うどんとは、稲作にあまり適さない東京北西部〜埼玉南西部(いわゆる武蔵野地域)で栽培されていた小麦を使って作ったうどんですね。
うどんを作るには、小麦を大量に製粉してコネて打って切って…という手間暇が大変かかるものとして、
戦前という昔の話ですがこの武蔵野地方ではとても貴重な「ハレ」の食事だったそうです。
普段の日常食は白米に麦を混ぜた麦飯だったという話です。
つまり当時の武蔵野の地域では、うどんは特別なお祝いの席に食べる特別な食材だったんですね…
お正月でも三が日の朝食にはうどんが食べられ、四日目からお雑煮が出るという習慣があったほど。
現在でも地域によっては、冠婚葬祭で一連の会食後に「本膳」としてうどんが供されるようですね。

武蔵野うどん:Wikipediaより
基本的な武蔵野うどんとしては、ざるや皿に冷たいうどん、つけ汁は温かい出汁(かつおやアゴだし)に豚肉を入れた肉汁うどんがスタンダード。
現在では付け合わせに地の野菜の天ぷらが多いですが、その昔は茹で野菜だったそうです。
天ぷらを付けるときはちょっとした贅沢、という位置付けだったみたいですね。
そう考えると、現在の武蔵野うどんの標準形態(笑)「うどん+天ぷら」って贅沢品ということですよね!
「うどんでいいや」では無くて「心して食べねば!」ですよ!
東村山の神山マスは卒寿超えても元気なワケ!
90歳で「卒寿」と言いますね。
「卒」という字の略字体が「卆」で「九」に「十」という漢字の成り立ちから来てます。
ますやの女将、神山マスさんは94歳、「卒寿」を祝う東村山市長さんからの額がお店に飾られているそう。
そしてうどんを打つというのは結構な重労働ですよね。
小麦粉に水を加えて混ぜて混ぜてコネてコネて、まとめてまたコネて…
ある程度まとまったら足で踏んで踏んで…
この作業でコシのあるうどんが出来上がるんですね。

うどんをコネて:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

うどんを踏んで…:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

踏んで…:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

また踏んで…:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより
そして伸ばして伸ばして、切って切って…

伸ばして:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

伸ばして…:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

伸ばして…:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより

切って切って:おばあちゃんの味Youtubeチャンネルより
という作業を毎朝!
このうどん打ちの作業は今でもますや女将の神山マスさんお一人で行っているそう。
手の指を使って、腕の力を使って、体重をかけて膝を曲げ伸ばししながら踏んで、正確に等間隔で包丁を振るう。
こんな作業を毎朝50数年も続けていらっしゃるんですね…
なんと言っても、この作業の継続が神山マスさんの健康の源なんじゃないでしょうか?
肘から指にかけての筋肉のつき具合なんか、とても94歳には見えませんよね!
しかも老眼鏡もかけずにこの作業をしているというのが信じられません。
きっとお耳もまだまだ健在なんでしょうね!
素晴らしい94歳です。
東村山『ますや』神山マスの後継者は居るの?
さて、気になるのは「ますや」の跡継ぎはいるのか?ということですよね。
神山マスさんは94歳、まだまだお元気ですが、お店を継ぐ人はいるんでしょうか?
うどん打ちはまだ神山ますさんがお一人でやられているそうですが、
それ以外の作業、天ぷらを揚げたり、接客したり、うどんを出したり、
なんかは他に何人かお店にいらっしゃて(皆さん高齢だそうですが…)やられているようです。
神山マスさんもうどんの仕込みが終わったら接客に出てくるみたいですね。
神山マスさんにお店を続けていく気持ちが有るのであれば、お店を切り盛りしていくれている方はいるので、
これからうどん打ちを教えていって、お店を続けていくことは可能なんだろうとは思います。
その辺は調べてもちょっとわかりませんでしたので、もしかしたら「オモウマい店」の番組内で何か語られるのかも知れませんね!
できればこの味を継承して、長く続けていってもらいたです。
東村山『ますや』神山マスまとめ
「冷たいのひとつ!」と言って注文すると、食べてる途中でサラダがサービスで出てきたり、うどんの切れ端(ミミ?)が追加で足されたりする「ますや」。
そんなお店の女将神山マスさんについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?
- 東村山の神山マスの純手打ち武蔵野うどんとは?:東京北西部〜埼玉南西部の武蔵野地域で郷土料理として食べられてきた手打うどん。冷たい麺に暖かい出汁、付け合わせに野菜の天ぷらが標準です。
- 東村山の神山マスは卒寿超えても元気なワケ!:毎朝、その日の麺をコネて踏んで切って茹でて、そんな生活を50数年。そんなこんなで腕も足も目も、まだまだ元気なんですね!
- 東村山『ますや』神山マスの後継者は居るの?:現在、うどん打ちは神山マスさんお一人で行っているようですが、お店には他にも従業員がいらっしゃるので、神山マスさんにその気があれば…という感じなのではないかな?と想像します。
「ますや」に関するどんな情報を見ても、
- 「田舎のおばあちゃん家に行ったみたい」
- 「親戚の家みたい」
- 「昭和の空気感と一緒にうどんをいただく」
- 「おばあちゃんの笑顔かわいい」
といったコメントばかりです。
そんな昔懐かしいうどん屋さん、いつまでも続けていて欲しいですよね。
応援しています!
今日もありがとうございました!
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