最終戦までもつれ込んだ2025年のMLBワールドシリーズ『ロサンゼルス・ドジャース vs トロント・ブルージェイズ』!

なんと最後は日本が誇るドジャースのエース【山本由伸(やまもとよしのぶ)】投手が中0日でリリーフ登板、9回途中から延長11回まで力投、胴上げ投手となりましたね!素晴らしい!
山本由伸投手は今回のポストシーズン5試合で4勝0敗、防御率1.56、ワールドシリーズに絞ると3勝0敗、防御率1.02と圧巻です!
この成績で山本由伸投手はワールドシリーズMVPを受賞!
これは日本人では2009年のヤンキースの松井秀喜さん以来16年ぶり、投手では初の快挙。日本人の胴上げ投手は2013年の上原浩治さん(レッドソックス)以来2人目の快挙です。
いやあ、これは日本のファンとして胸が熱くなるニュースですよね。
山本由伸がドジャースのユニフォームで“胴上げ投手”になり、ワールドシリーズMVPに輝く――なんていうシナリオ、野球ファンなら夢見たくなる話です。
そして気になるのは、山本由伸投手の「今年の年俸は上がるのか? この活躍を考慮したボーナスはあるのか?」ですよね?
今日はポストシーズンの成績を振り返りながら、ちょっとこの辺を調べて見ましたので、良かったら最後までお付き合いくださいね!
山本由伸投手 — 基本プロフィール
まずは山本由伸投手の基本プロフィールをおさらいです。
- 氏名 :山本由伸(やまもと よしのぶ)
- 生年月日:1998年8月17日(2025年11月時点で27歳)
- 出身 :岡山県備前市
- 投打 :右投右打、身長178cm、体重約80kg
オリックス・バファローズで頭角を現し、NPBで多数のタイトルと栄誉(最優秀防御率、沢村賞など)を獲得した後、ポスティングを経てロサンゼルス・ドジャースへ移籍しました。

ブルージェイズ戦で先発した山本由伸投手:産経新聞より
ドジャースとの契約は12年・総額3億2,500万ドル($325,000,000)と、MLBでは投手として史上最大級の長期大型契約の一つとして2024年当時話題になりましよね。
山本由伸投手の2025年ワールドシリーズ成績概要
山本由伸投手は今季ワールドシリーズで3勝をあげ、最終戦の第7戦では胴上げ投手となり、シリーズMVPに選出されました。
ワールドシリーズ3勝、防御率1.02、そしてシリーズを締める胴上げ投手。
数字で見るとまさに“圧倒的”という言葉がまず浮かびます。
特に第7戦の9回裏という場面、しかも1死でランナーを背負った場面での登場——こういう“勝負強さ”は単なる才能だけでなくメンタリティの強さの現れです。
メジャーの舞台で、しかも過密日程の中で先発→短日での再登板→最後の3アウト、という“超過酷なローテ&登板スケジュール”をこなしたのは、体調管理と本人の覚悟があってこそ。
報道の数字を見ると、投球回や三振数、被安打の少なさがその凄さを雄弁に物語っています。
特に第7戦で延長11回の終盤に登板して最後の3アウトを締めるなど、劇的な場面での役割が光りましたね。
シリーズ通算成績:防御率1.02、投球回約17 2/3回、15奪三振、被安打10、与四球2、失点2 — という圧倒的な内容です。
これらの成績は単なる数字以上に「勝負どころでの信頼」を示しており、ロバーツ監督の信頼はもとより、球団運用から見てもなくてはならない選手ということですよね!
山本由伸投手の契約・今年(2025年)の年俸
山本投手はドジャースと12年/$325,000,000(総額325百万ドル)の契約を結び、
契約には$50,000,000のサインボーナスが含まれていると報じられています。
各年での報酬額を見てみると、
2024: $5 million
2025: $10 million
2026: $12 million
2027: $26 million
2028: $26 million
2029: $26 million
2030: $29 million
2031: $29 million
2032: $28 million
2033: $28 million
2034: $28 million
2035: $28 million
と毎年の報酬額が決定していて、この合計が $275 million(2億7,500万ドル)となり、
これにサインボーナス(契約時ボーナス)$50 million(5,000万ドル)が加わって、
総額$325 million(3億2,500万ドル)となるわけですね(スゴイ!)(契約は完全保証(full guaranteed)として扱われています)
なので、原則、今年想定以上の働きがあったとしても、契約上の年俸は変わらず、今年は$10 million(1,000万ドル)、来年は$12 million(1,200万ドル)というわけです。
(サインボーナスの5,000万ドルは2024年に支払い済みという報道もありますよね)
WSでMVP投手となった山本由伸へのインセンティブ(ポストシーズンの活躍を考慮したボーナス)の有無
ではこれだけ頑張ってワールドシリーズ優勝に貢献しても、ボーナスは出ないんでしょうか?
公開された契約の説明(MLB.com、Spotrac、主要メディアの契約分解記事など)を確認したところ、「ポストシーズン専用の出来高(例:ワールドシリーズ勝利ボーナスやMVPボーナス)」が明記された形跡は見当たりませんでした。
契約の内容は主に総額、サインボーナス、オプトアウト条項、年次配分について述べられているだけなんですね。
推察
MLBの大型完全保証契約の場合、基本は「保証+サインボーナス」が中心で、細かな出来高を大きく組み込むよりも契約安全性を重視する傾向があるそうです。
今回調べた契約の内容から考えると、ポストシーズン専用の大きな出来高が契約時に含まれている可能性は低そうです。
ただし球団が内部の裁量(年末の賞与やチーム内ボーナス)で特別支給することは理論上あり得ますが、そうした支払いは外部に公表されないことが多いです。
伝統的にそうしたボーナスとしてクルマが与えられたりする事があるそうです。
その他には、ポストシーズン分配金という制度から、球団によってその分配方法は異なると思いますが、球団に貢献した選手にボーナスを支払うこともあるそうですね。
ポストシーズン分配金とは、ポストシーズンに進出した12球団すべてに分配される、大会の入場収入から分配される資金です。
2024年の例ですと、優勝したドジャースでは選手一人当たり約7,000万円、敗退のヤンキーが同5,000万円ほどになりました。
このあたりの資金を、選手の活躍度合いに従って傾斜をつけることも可能ですよね。
とは言え、原則契約にはポストシーズンでの活躍でインセンティブを支払うという条項は通常無いようです。
山本由伸投手にボーナスは出るの?事実のまとめ
- 山本由伸は12年/$325M($50M signing bonus)でドジャースと契約(完全保証)。
- 2025年のカレンダーでのベースサラリーは報道で$10million(1,000万ドル)とされる。
- 今季ポストシーズンで3勝、WS防御率1.02、ワールドシリーズMVP・胴上げ投手となった。
- 公開契約情報の範囲ではポストシーズン専用の出来高は明記されておらず、公表されている追加ボーナスは確認できない。
…契約社会、という感じですが、あくまで「公表されている追加ボーナスは確認できない」ということですので、各球団内部で何かしらの「ねぎらい」はあるのだろうとは思います。
正直なところ、山本投手が見せた「勝負強さ」と「結果」は、金額の話を超えた価値がありますよね。
ワールドシリーズMVPという栄誉は、単なる一時の報酬ではなく、彼のキャリアに刻まれる“実績”そのものです。
仮にこの実績が将来の契約交渉で活かされれば、短期的なボーナスの有無を凌駕する形で評価されるはずです。
また、ファンとしては「胴上げ投手」という瞬間を見ると、数字以上に胸が熱くなります。
契約の細部は外からは見えにくいですが、マウンド上での仕事が何よりも大きなリターンだと感じさせてくれるシーズンでした。
いやぁ、山本由伸投手(もちろん、大谷翔平投手も佐々木朗希投手も)、これからも頑張ってください。応援しています!
今日もありがとうございました!

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